ECEのウラナミ『台風15号の脅威』

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ECE:サーフィンを通じて自然の大切さやありがたさ厳しさなどを学び、自分の人生においてバイブルとしており、大好きな海そして波を沢山見れるこの仕事に喜びを感じています。以前勤めていた観光業の経験を活かし、ウラナミやFBなどで千葉の魅力も伝えて行きたいと思っています。

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台風15号による災害に見舞われた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
また、県外からも災害救助や復興支援にお越し下さった方々にとても感謝しています。

いつ自分の身に降りかかってくるか分からないのが自然災害です。
今後の参考になればと思い、私が経験した災害内容を書き記してみました。


9月8日夜

台風15号は強い勢力で日本へ接近していました。当初、台風15号は西日本へ直撃し、その後日本列島を北上してくる予想だったため、私が住んでいる千葉県でも被害が出るであろうとは思っていましたが、その後予想進路は変わり、想像以上の被害に見舞われました。
しかしながら、私が眠りにつくまでは、まだ嵐の前の静けさでした。

9月9日未明

猛烈な雨風と部屋の蒸し暑さで目を覚ましました。
何かが家に当たる音、暴風によって揺れる家。すでに停電してエアコンが消えており、部屋の中は蒸し風呂の様になっていました。
とても寝れる状態ではありませんでしたが、起きていても何もできないので、とりあえずお酒の力を借りて無理矢理眠りました。

9月9日朝

目を覚ますと台風一過で外は一変して快晴。
当日は休みでしたが、波チェックができているのか心配になって、波伝説を開こうとするも、うまく携帯電話が機能しません。そしてエアコンをつけようとしてもつかず、未だに停電が続いている事に気付きました。
外に出てみると見たくない現実が待っていました。
我が家の柵が飛ばされ、木や倉庫は倒されていました。収穫を控えていた我が家の畑は目を背けずにはいられない光景でした。
何より驚いたのは、裏の道の電柱が倒れている事でした。
ビニールハウスが飛ばされ、電線に引っかかって帆の様になってしまい。電柱が倒れた様です。
停電でテレビや携帯電話などで、あまり情報を得ることはできなかったため、千葉県の被害が一番大きかったのは後ほど知りました。

9月9日昼ころ

9月としては記録的な暑さが冷静な判断を鈍らせます。
街の様子を見に行こうと思いましたが、信号が機能していないため交通状態が酷く、車で移動するのは避けたほうが良い状況でした。
徒歩で行こうにも、いつもの道順は電柱が倒れて通れないので、普段滅多に車が通らない田んぼのあぜ道を通って行くことにしました。
しかし、その道も迂回する車がひっきりなしに通り、ドライバーの形相からは怒りや焦りが伺えました。
信号機のついていない街では、丁字路や十字路が特に酷い有様でした。歩行者優先なんて言葉一切通用せず、安全のために譲られるまで待っていては、道を渡れないのです。
また、お店には店員さんはいても電気が付かないので営業できず、掃除などをして復旧を待っている様でした。
停電しているにも関わらず、何とか営業していたコンビニでは、すでにお弁当やパンなどは売り切れ、レジも電卓のため現金対応のみです。
大型スーパーでは従業員が外に出て、必要な物があればお店の中から取ってきてくれる様でした。
コンビニにしてもスーパーにしても、この状況で営業してくれていたのはとても助かりました。こういう時にこそ、人は一人では生きていけないものなのだという事が身に染みます。

9月9日午後

いつまで停電が続くのだろうかと考えている私に届いた新たな情報は「断水」という絶望的な知らせでした。
断水の知らせを届けてくれたのはご近所さんでした。やはりここでも人に助けられます。
私は事前に知らせを受けていたので、お風呂の浴槽に水を溜めるなどの対応ができましたが、町内放送で断水の知らせがあったのは断水後だったので、トイレなどで困った方が多かったと後で聞きました。こんな時は携帯トイレが便利だった様です。


9月9日夕方

日が傾く時間になっても暑さはおさまりません。
しかしながら、そろそろ電気のない夜になるであろう事を想定しなくていけなくなってきました。
暑さでそんな気になりませんでしたが、「何か食べないと」と思い、冷蔵庫を開けて見て、停電していると冷蔵庫も止まるという当たり前の事を思い出します。
明日まで保たなそうな肉や魚は食べてしまおうと、汗だくになりながら灼熱のBBQをしましたが、流石に全ては食べきれません。
そして後日、電気が復旧したときの冷蔵庫は地獄の様な悪臭を放っていました。


9月9日夜

私の家は国道に面しているため、行き交う車の光や月明かりなどで暗さへの恐怖はありませんでした。それよりもやはり暑さが応えました。日は落ちたものの同時に風も止まり、家の中は暑いまま。
外に出ると虫に刺され、逃げ場はありません。
そんななか、ご近所さん達は車へ避難していました。
車であればエアコンで涼しく、ラジオやテレビなどで情報も手に入ります。
しかし、私は翌日仕事で車を使用する事や、何となく今後ガソリンが不足してくるのではないかと思い、寝るに寝れない夜を越しました。

私の住んでいる地域では、この翌日、翌々日と停電や断水が続きました。
幸い私には逃げ場や逃げる手段があったので、辛い思いをしたのはこの1日だけです。
それでも、二度と同じ経験はしたくないほど、不安や暑さ、軽い熱中症などで疲労困憊でした。
この状況が2週間以上続いた方の事を思うと不憫でなりません。

経験しないと分からないものですが、私はこの経験をする前と、後で大きく意識が変わりました。
「備えあれば憂いなし」は本当です。

我が家で新たに用意した防災用品を、下記にまとめてみましたので、何を用意すれば良いか分からない方は参考にしてみてください。

防災グッズ

簡易トイレ
ビニール袋

乾電池
カセットコンロ
ライター
持ち運び用携帯充電器
寝袋
長靴
軍手
レインコート
ブルーシート
紐、ガムテープ
ウェットティッシュ
デオドラントシート
消毒液、バンソウコウ

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