ワールドクラスの素晴らしいポイント「レイキーピーク」
レイキーピークとペリースコープ
最初から話が大分逸れてしまいましたが、ワールドクラスのポイントである『レイキーピーク』などについてご紹介したいと思います。
なんといっても“レイキーピーク”のレフトの棚は、もう完璧でした~!!!
“ピーク”と呼ばれるくらい、そのピークの形状は完璧であり、またピークはとても狭く、大体5mくらいの狭いピークから掘れてバレルになって、途中何発も当てこめるロングライドが可能になるExellent Waveでした。
FIJIのタバルアクラウドブレイクほどはダイナミックではありませんが、きれいなバレルが巻き続けます。
WCTを開催する噂が毎年されるくらいのワールドクラスの波のために、世界中からエキスパートサーファーが数多く訪れ、上級者だけで混雑するのが常態化しているようです。
海の中で一緒にはならなかったものの、デーン・レイノルズ氏がカメラマンを連れてサーフトリップに来ていたほかにも、各国から多くのプロサーファーが訪れていたようです。
上級者だけで混雑すると、私のようなパドル力の弱いサーファーは波を取ることが出来ませんし、順番が回ってきても6’4の板ではソリッドな6Feetの波をドロップすることが出来ず、悶々と乗れない時間が過ぎるのみでした。1時間に1本乗れれば良い感じでした。(涙)
一方、ライトにも良い波はありますが、レフトよりは波質が落ちて乗れる距離も短いために波の取り合いは少なめでした。それでもピークの上級者の二人が『ライト~』『レフト~』と声を掛け合ってそれぞれにドロップする様はお見事という感じで、私のようなレベルでは加われない雰囲気がありました。それでも何日も入り続けていると、少しずつポジショニングやパドルを始めるタイミングなどが分かってきましたので、入り続けることはとても大切ですね。
中級サーファーにとって一番のお勧めの時間帯は、お昼過ぎなどオンショアが入って面が乱れて潮が満ちてバレルにならないようなコンディションの時と、サイズが胸~肩サイズの小さい時です。
流石にポイントは空いていて、サーファーが数人の時や、一回だけ私一人きりの時があったくらいです。
面が乱れていても棚は完璧なので、セットは十分に楽しめるショルダーが続きます。
一方、混雑する面ツルの朝イチは、我々はレイキー以外のポイントでサーフし、午後イチの空いている時間帯をメインに入るのが良かった感じでした。
夕方から日没にかけては、嘘のようにオンショアが弱まって無風になることが多いので、多くのサーファーは朝夕にサーフィンするか、ベテランは朝だけ長い時間サーフィンしている様子でした。
レイキーの手前のリーフの上に建つジャッジタワーや、ショルダーに浮かべたディンギーからはロコのカメラマンがズームで写真を撮ってくれていますので、良いライディングをしたら良い写真が撮れているかもしれません。後で写真をチェックしてみてください。
このエリアのNo.2ポイントは『ペリースコープ』です。
ここはライトオンリーのポイントですが、お決まりのバレルがあってロングライドも可能です。
毎年レイキーにロングステイしているオージーのニーボーダーはペリースコープがお気に入りで、毎朝一番で海に入っていました。
私と同じ年であることが判明したら、『信じられない、45歳くらいにみえるぞ!』と嬉しいことを言ってくれたので、『中国のマル秘サプリメントを飲んでいるからさ!!』と冗談を言ったら、大笑いしてくれました。
そのオージーの方は、レイキーピーク前の我々と同じ『Amangati Hotel』に泊まっていて、我々はディンギーで毎日ペリースコープまで往復してもらいましたが(50万ルピア)、その方は毎朝暗いうちにビーチを歩いて30~40分かけて通っていました。往復で1時間以上です。毎年通っているので、セットに乗る際のポジショニングは抜群で、何本かバレルメイクしてノブフク君がしっかり写真に残していました。
Amangati Hotelからバイクでもペリースコープに行けますが、どのポイントも幹線道路から脇に入るとすべて未舗装の悪路になってしまうので、尖った石や針金などを踏んでパンクしないよう十分注意が必要です。つづく。