写真 PARK SURFER?による迫力のあるリッピング
WAVE PARKのサービス内容
2020年に韓国京畿道始興市の埋め立て地にWAVE PARKは開業しましたが、その後のコロナ禍で休業を余儀なくされました。昨年からようやく再開されたものの冬季期間は低水温によって休業するため、営業期間は4月中旬から11月末までの模様です。
冬季シーズンの韓国は気温がかなり低いので、屋外のこの施設の水温も相当下がるようです。今後温かい水を入れる計画はあるようですが、屋外のPoolの水温を維持するのは容易なことではないので、利用するならば暖かい季節をお勧めしたいと思います。
WAVE PARKは、韓国の建設会社が中心となって京畿道始興市内の埋立地に整備されたリゾート地域の中核を担うもので、ヨーロッパで開発された「Wavegarden」の造波方式を取り入れています。
レフト・ライト専用の二つの大きなプールがあって、初級・中級・上級に別れて波の高さや質の差が設けられています。そのインサイドでは、ヒザ~モモサイズの波でビギナーのレッスンも行われていてとても盛況でした。
気になる利用料金は、初級・中級は80,000ウォン(0.11換算で7,272円)ですが、上級向けは今年から値上げされて110,000ウォン(12,100円)になりました。(各セッションとも入場料込み)
ただし、一日2セッション目からの料金は安くなり、初級・中級で50,000ウォン(5,500円)、上級で65,000ウォン(7,150円)と利用しやすくなっています。
昨年まであったキャンペーン価格は無くなり、また新たに割高な上級料金も設定されましたが、それだけ人気が出ていることの証かと思います。
我々が行った三日間は特に盛況で、セッション25人の定員はほぼ一杯でした。
コロナ前の2017年に2度ほど、韓国のライブカメラの波情報会社(WSB FARM)のフニ社長の案内で韓国内をサーフトリップしました。東側にあるヤンヤン(ソウルに一番近いサーフタウン)などのポイントでサーフィンさせてもらいましたが、今回二日目の夜に7年ぶりにフニ君と再会して最新の色々な韓国事情を教えてもらいました。
昨今の韓国経済は良くなく、このWave Parkがある京畿道始興市の埋め立て地域もWAVE PARKと広大なPoolを核にリゾート地にして観光客を誘致しようとしたものの、予定していたほどの観光客は訪れず、周辺の飲食店も半分以上がクローズしていました。利用シーズンが限られる人工のWAVE POOLだけでは年間を通したリゾート開発は難しいようです。
それでもWavegarden社製のWAVE POOLの波のクオリティーの高さと波の数の多さはとても良い印象を受けました。
レフト・ライト専用のWAVE POOLに分かれてサーフィンしますが、波の高さ・波質などで初級・中級・上級にランク付けされていて、さらに上級には「M4」「T1」「T2」と波の高さを三段階に分けていて、M4が約1.4m、T1が1.6m、T2が1.7mくらいとの事でした。上級のT2の時で私の感覚では波伝説のサイズ標記で平均胸~肩サイズといった感じでしたが、掘れるセクションが狭く、しかも急に掘れてきますので、始めのうちはテイクオフに苦労する方が少なくないと思います。
WAVE PARK中級クラスのセッションの様子
事前にウェブでの申し込みをしますが、日時とジャンルを選んで予約と料金の決済をするシステムになっています。
なお、韓国のITは日本よりも進んでいて、宿泊したホテルの部屋のリモコンはすべてタッチ式で、部屋のライトを付ける際にも苦労したほどでした。つづく。