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上田純子のちょっと聞いてみました!今回はプロ生活25年間、現在は 福島県いわき市でBENSURF SHOP&喫茶店を経営しながらサーフィン業界を支える渡辺広樹プロにインタビューしました。
お久しぶりです。お元気ですか?コンペを引退してからいかがお過ごしでしょうか?
引退後は、自身が経営しているベンサーフショップを続けながら、以前に福島サーフィン連盟の支部長を3年間務めたりしていました。
任期中はNSAのAA公認大会、AAA公認大会を2年連続して、いわき市四倉海岸で行いました。
震災や原発問題などがありましたが、大会誘致し全国各地から数多くのエントリーを集め、大会を通じて福島の復興をしてきた姿を見ていただき、結果として大会が盛況することができてすごく良かったのではないかと思います。
話は変わるのですが、NSAの級別、ジュニアオープン、全日本、JPSAのショート&ロングのジャッジも数年(約3年)務めました。
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お店が40周年とお伺いしました。最近の福島のサーフィン事情はどうですか?
昨年は、NSA級別が四倉で、全日本が南相馬北泉で行われ、どちらも胸〜肩〜頭のコンディションで素晴らしい大会となりました。
震災後の海岸沿いの整備はほぼ整いました。オリンピック効果から、いわき市にはスケートパークも完成しており、無料で開放しているので盛況の様です。
今年のNSA級別は、昨年に全日本を開催した北泉で開催する予定です。
ベンサーフショップ
〒970-0316
福島県いわき市小名浜下神白字薬師下70-12
Tel 0246-54-5912
fax 0246-53-6566
生活のパターンは?
最近はとても寒いので、1日1ラウンド(1時間〜1時間半) その日の一番良いポイントで入っています。波のコンディションが悪い時やお客さんの対応をする時は、ベンサーフショップ(10時〜19時まで)にいます。
現役時代で一番思い出に残っていることは?
アマチュア時代では、1992年フランス・ラカナウビーチで開催された世界ジュニアで、日本人初の4位入賞した時です。
プロ時代では、2001年インドネシア・バリウルワツで開催されたJPSAで初優勝した時です!
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現役時代の戦友・ライバルは?
同期プロの小川啓プロ、松本克也プロ、1つ先輩の上條将美プロ

1992年世界アマジュニアのフランスでの日本代表
メン代表、左から辻浩二プロ、ジュニア上條将美プロ、私、メン脇田貴之プロ、ジュニア小川啓プロ、同じくジュニア松本克也プロ、みんな若いです(笑)
好きな波・得意技は?
あまりデカ過ぎるのは嫌ですが、好きな波はサイズを問わず、腰〜頭半の形が綺麗で2.3発ターンが入る波が好きです。
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最近のサーフィンは?
最近は、5’6のツインスタビのボードにはまっています!
特に小波でのスピード、ターンの時の速さがすごく調子が良いので楽しんでいます。
今後の夢や目標は?
サーフィンは、海へ入る以上はいまも変わらず上手くなりたいと思っているので楽しみながらのキープサーフィンです。
お店では、ボード&ウェットオーダー対応はもちろん、レッスンやビデオレッスンも行っています。
ボード修理&ウェット修理も対応可能です。
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これからプロを目指している方々に何かアドバイスをください。
今は、昔と違ってレッスンというよりサーフコーチングが主流なので、格段に若手サーファーのレベルが上がっていると思います。
家族やお世話になっているスポンサーに感謝する気持ちを忘れず、今やるべきことに全集中をしてサーフィンに取り組んでいってほしいです。
怪我をしないようにサーフィンに欠かせない体力作りも忘れないで、見ている皆さんを感動させるサーフィンを頑張って見せてください!
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最後に応援して下さっている皆さんやファンの方にメッセージをお願い致します!
サーフィンを始めてから今まで応援して下さっている仲間やスポンサーの皆様には本当に感謝しております。
お陰様で40周年を迎えます。ベンサーフショップに来た際は、いわきの良い波がありますので一緒に楽しみましょう!よろしくお願いします。

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インタビューアー 上田純子