釣って楽しく食べて美味しいタチウオテンヤ釣りにハマってしまいました!!(笑)
皆さま、台風18・19、そして22号スウェルはお楽しみ頂けましたでしょうか?
私のホームポイントの七里ガ浜正面ポイントでは、9月21日(日)から台風18・19号からのスウェルが10日間続いたのですが、一番コンディションが良くて昼過ぎにはサーファーの数が一桁になった10月1日(水)の“The Day”を、私はある理由で逃してしまいました。
まあ、それでも10日間のうち8日間で合計12Roundサーフィンできたので、もう身体や腰は限界に達していたのですが…笑笑
サーフィンできなかった2日間のうち1日は、波のサイズがだいぶ落ち着いたために仕事&休養日に充てたためです。もう1日は、以前から私の希望で社員らと横須賀市走水沖のタチウオテンヤ釣りを予約してあったためです。
10月1日(水)は、ちょうど台風スウェルが入って4日目の平日だったので、サラリーマンサーファーは休みが取りづらく、また連日のサーフィンで皆が疲れていたためか、昼以降に海に入っているサーファーはグンと減って一桁になり、たまたまその時間帯にサーフィンした私の友人の話では、“超ラッキーであり得ない!!”と、感激の報告をしてくれたのでした。
個人的には聞きたくもなかった悔しい話題なのですが…笑笑
なぜ私が大好きな台風スウェルをパスしてまで船釣りを優先したのかは、単純にその二週間前に初めて行った走水沖のタチウオテンヤ釣り(教至丸“のりゆきまる”)での釣行がとても楽しく、ハートをわしづかみにされただけでなく、タチウオがテンヤに付けたイワシを咥えた時の合わせのタイミングの難しさや、水面から釣れたタチウオを上げる際にフック(針)が外れて逃がしたことがとても悔しかったためです。つまり前回のリベンジという訳です。
船釣りについては、東京湾でのシロギス釣りを年に15回くらいは行っていますが、タチウオテンヤ釣りについてはこれまでご縁がなかったのが不思議なくらいありませんでした。
元々私は走水にほど近い横須賀市鴨居の出身なので、走水や馬堀海岸には土地勘がありましたが、タチウオテンヤ釣りは初めてだったので事前にYouTubeで初心者用のレクチャーをしっかりと学んでから当日に備えました。
プロのアングラーの教えとして、船長が指示する釣れる棚、例えば50m~40mと言われれば深さ50mまでテンヤを降ろしてから、タチウオにアピールするためにテンヤを上下に激しく動かしてキラキラ光らせて“誘う”バイブレーション釣法や、2回速く巻いては止めて誘うSTOP&GO釣法、そのような釣法の中で私は電動リールの微速巻きを行いつつバイブレーションを加え、その後にステイを織り交ぜるやり方をメインにやってました。
結果は、見て学んだことと実際に海でタチウオを釣ろうとするのとでは、大きな差があって少々戸惑いましたが、タチウオの鋭い引きと棚の取り方とバイブレーション釣法などの誘いの仕方を学んで、初回は6匹、2回目のリベンジでしたが結果は5匹と、初心者の域を出ず、周囲よりも劣った釣果となったのでした。悔しい~!!!
そして、再リベンジとなった3回目に、ついにタチウオテンヤ釣り仰天の“The Day”を満喫することになったのでした。
秋雨前線の通過に伴い、午前5時に鎌倉を出発する際から雨となり、途中鎌倉坂の下辺りの国道134号線は道路にたまった雨水が5cm以上の深さとなっている程の豪雨でした。
当日の走水沖の海快晴による数値予報は、朝の内は雨が強いものの次第に弱まり、午前10時ころには雨がほぼ止み、風も最初は6~7mとまずまず強く吹くものの次第に弱まる予想でしたが、まさにその通りの展開となりました。海快晴、手前味噌にはなりますが、本当に頼りになります。
午前7時30分に出航してもポイントは走水港から1kmも離れていないので、わずか10分後にはテンヤ釣りが開始されます。
最初はポツポツ釣れた程度だったので、ポイントを何か所か移動するうちに台船ポイント周りで一気に時合い(一気に釣れ出すこと)となり、船中でタチウオがガンガン釣れるだけでなく、中にはドラゴン級(120cm以上の大物)もかなり混じり、昼前にはクーラーボックスが一杯になるベテラン夫婦も現れました。
我々の大型クーラーボックスにまだ空きがあると知ったベテランの奥さまが、その後に釣れたタチウオを何本も我々のクーラーに入れて下さりました。
私の隣の大トモのベテラン釣り師もガンガン釣れ、途中からはドラゴン以外はリリースしていたので、会社には魚好きの社員が沢山いるし、ワールドウィングの社員はもちろん、お世話になっている会員さまも大勢いらっしゃるので、遠慮くなくお隣の方からも頂くことにしました。
そうこうしていたら、会社の大型クーラーも私のクーラーボックスも一杯となり、さらにテンヤに付けるイワシも終了してしまったので、釣行を諦めて楽しかった今日一日のタチウオテンヤ釣りを皆で楽しく振り返る場としたほどでした。
私の釣りの歴史の中で、持って行った大型クーラーボックスを一杯に釣るほど(隣の方からもらった分を含めて)大漁だったことはこれまでに一度も経験がありません。
私は15本くらいしか釣っていませんが、5本くらいはアタリの時にバラし、ドラゴン級の1本は水面から引き揚げたものの船べりに引っかかってしまい逃がしてしまった痛恨のミステイクでした。まだまだ学ぶことが沢山ありました。
体長が140cm以上のタチウオはドラゴンとは呼ばず、ドラゴンボールに登場するキャラクターから神龍(シェンロン)と呼ばれるそうですが、次回シェンロンが釣れても一気に引き上げて取り込めるよう、さらに精進を積むために10月17日にも修行を積む予定です。(笑)
実際にタチウオを釣り上げた際の動画です。
シロギスの船釣りも年内一杯は食いが良くて楽しめるのですが、タチウオ釣りが面白すぎて、ついつい走水に行ってしまいそうです。午前シロギス、午後タチウオなんてリレー船があったら最高なんですけどね。(※アジ&タチウオのリレー船はあるそうです)
なお、タチウオは鱗(うろこ)が無いため、捌くのがとても簡単で、なおかつ白身ながら脂が適度に乗ってとっても美味なので、魚好きの方に差し上げると大変喜ばれます。
それでもタチウオを捌くのに慣れていない私の場合は、その爆釣の日に家に帰ってから10本以上のタチウオを捌くのに5時間近くもかかりました。(汗)
それでも、その後に食べたタチウオの刺身、炙り(刺身)、塩焼き、すべてとっても美味しく感激でした。
本社の多くの社員にもお裾分けすることができて、皆喜んで食べてくれたようです。
会社と自宅には簡易に真空パックが作れる「真空パッくん」も購入し、自宅にあるマイナス60℃の冷凍庫と合わせると魚を状態良く保存することができるようにもなりました。
あとは上手く波の無い平日に走水に行けるか否か、波予想の精度をさらに上げないといけないと強く思うのでした。
東京湾以外にも、大阪湾や鹿児島錦江湾などタチウオテンヤ釣りで有名な場所があります。
いつか引退したら、釣り道具とサーフィン用具を車の中に入れて、日本中をフィッシング&サーフトリップしたいものです。
ちなみに爆釣となった走水教至丸の中で竿頭(最も釣った人)の奥さまは、私たちにタチウオを沢山下さった奥さまであり、一人で“67本”も釣りあげたのでした。
ご夫婦で毎週教至丸にタチウオテンヤ釣りに来られるそうですが、タチウオを食べ過ぎてもう一切食べなくなってしまったそうです。(涙)
だから、釣ったタチウオはすべて友人に差し上げるそうですが、毎週もらっていたらその友人もタチウオに飽きて食べれなくなってしまうのではと心配したほどです。
我々はそうならない程度に、月1くらいのペースでタチウオテンヤ釣りを楽しむのが無難そうですね。(了)