☆加藤のウラナミ『まさか自分にポリープが…!? Vol.2』

☆加藤

☆加藤
会社の創業者兼代表です。 波乗りと海と雪山が大好きなサーファーです。 地球温暖化による悪影響は、アウトドアをフィールドにするサーファーや釣り人、またバックカントリーを楽しむパウダー愛好家にとっても、ここ10年は加速度的に環境が悪化していると思います。 我々は高精細な気象情報・海象情報を提供し、海を安全安心に過ごして頂けるサポート役でしたが、今後はもっと大きなテーマを考えねばならないと強く感じています。 微力ながら、年々悪化している豪雨、暴風、高波浪、洪水、高潮などに対して、事前に予報して災害による被害や事故を少しでも減らせるよう精進して参りたいと思います。 一方、初動負荷トレーニング®の指導提携施設を湘南辻堂と横浜東戸塚で運営していますが、気象と健康とで関わり方は異なるものの、地域住民の幸せづくりに貢献する仕事に変わりはありません。しかも日々会員さまのスマイルを直接見れることで、我々の方が逆に元気を頂ける素敵なお仕事に感謝しかありません。前期高齢者の自分が今もアクティブに活動できるのは初動負荷トレーニング®の賜物です。 個人的には、サーフトリップや雪山のコラムが多くなりますが、素晴らしい自然環境の恵みを享受する喜びを少しでも皆さまにお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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今一度サーフィンできる幸せを強く噛みしめたい。

結局その日は朝から夕方まで検査が続いたのですが、もう身も心もボロボロになりました。
しかも、待ち時間に読んだ本のタイトルが「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」でした。(涙)
余命いくばくもない患者を受け入れてきたホスピス病棟の先生が書かれた本で、その大腸専門病院内では他の患者や看護師には見せられないタイトルです。たまたま読まずに本棚に放置していた文庫本であり、単に持ち運びにも便利だったのでその本をピックアップしたのですが…。

多くの患者さんが、もう寿命がないと知ったときに最後に思うことが、家族との他愛もない日常生活がいかに幸せだったか、自立歩行できなくなった病床の患者さんはどこへでも自由に歩いていけた自分の健康体がいかにありがたかったのかと、強く思うのだそうです。
好きなものが食べられるありがたさ、どこにでも歩いて行ける健康な身体、家族や友人との食事や旅行の楽しさ、会社で皆と作り上げる仕事に携われる喜び、めっちゃ感動的な山や虹を見られたときの感動、そして我々サーファーならば、普通にパドルアウトできて派手なアクションは入れられなくても海に浸れる波乗りの快適さ、沖で仲間と他愛もない冗談を言いながら波乗りするいつものラウンド、海から上がった後の清々しさ、それらのありきたりな日常がいかにありがたいことであったか、すべて幸せであったことかと振り返るのだそうです。
今回のポリープ事件?を通じて、日常をともに過ごしている家族・友人・サーフィン仲間・会社の関係者に心から感謝するとともに、今一度サーフィンできる幸せを強く噛みしめたいと思います。

どんな大腸ポリープでも10mm(1cm)以上になると癌化するとされ、どんなポリープでも数年~10年経てば癌に変異するそうなので、今後も私の場合は大腸3D-CT検査を定期的に受けたほうが良さそうです。
幸いにも最終的にポリープは問題の無い大きさであることが判明し、また悪性腫瘍でもなかったことは、まだ自分がこの世に生かされているのだと考えるようにしました。残り少ない人生で私に何ができるかは限定的ですが、少しでも後世の皆さまのお役に立てればと思います。

今回二度も内視鏡検査をしたことで、これから同検査をされる方に一つアドバイスがあります。
すでに内視鏡検査を経験済みの方は理解されているとは思いますが、内視鏡検査は腸の中のものを空っぽにしないと検査することができないので、前夜から下剤を飲み、当日は1~2リットルの決して美味しいとは言えない液体の下剤を飲まなければなりません。
私にとってビール2リットルを飲むのは難しいことではありませんが、下剤2リットルはマジで苦しかったです。
しかも、6月の初めての内視鏡検査では2リットルの下剤を飲んでも腸内は完全に綺麗にはならず※、さらにもう1リットル(計3リットル)の下剤を飲まされましたのでした。(大粒の涙)
※トイレで用を足した後にすぐに流さず、固体が無くなって液体だけの状態になったのを看護師さんに見せて最終的なOKをもらう仕組みです。
もう地獄と言っても良いくらいに辛くなり、看護師さんに「次のトイレ検査でダメ出しされたら、この検査は俺には合っていないようだから自宅に帰りますから」と悪態をついて困らせてしまったほどです。最後は無理を言って了承してもらったような感じになっちゃいました。

その反省を生かして、7月の二回目の内視鏡検査では、3日前から断酒をし、前々日から消化の良い食べ物の、おじや、うどん、鍋物だけを食べ続けました。
その結果だと思いますが、2回目の内視鏡検査の時にはわずか1リットルの下剤だけで腸内がきれいになり(固体なし)、それほど苦労することもなく内視鏡検査に入ることができたのでした。(うれし涙)

50歳以上、特に男性の場合には、がん患者の中で大腸がんが一番多いそうなので、小さなポリープでもカメラで確認することができ、もしもポリープが見つかればその場で切除も可能な内視鏡検査をお勧めします。(場所や大きさによっては切除できないケースもあるようですが)
その際は、ぜひ病院が推奨する検査前日からではなく、3日前から断酒し、前々日から消化の良い食べ物だけを取ると1リットル以上の下剤を飲む苦しみを味わなくて済むかもしれません。個人差があるとは思いますが、ぜひ参考にされてください。

2023年のスノーボードによる右足首の靭帯断裂、その秋にはコロナウィルスと肺炎を併発するも病院が満床で入院できなかったアクシデント、そして今年の酷いギックリ腰と大腸内のポリープ発覚。
65歳を過ぎたら、これでもかと試練のオバケセットがやってきましたが、もう身体は昔のような鉄人ではなくなっても心は鉄人のままです。これからも何とか健康体を維持してインドネシアの某島の4feet Rightで毎年思いっきりスプレーを飛ばせるよう、老骨鞭打って頑張りたいと思います。
いつかお迎えがやってくる日までは、Keep Paddling!! Keep Surfing!!! (了)

このスプレーを上回るライディングが最終目標!!!

このスプレーを上回るライディングが最終目標!!!

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