冬の湘南、オフショアの変わり目はこうやって見極める|MINのウラナミVol.272

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MIN/社畜暦19年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は25年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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オフショアに変わった湘南

こんにちは。先日12月6日(土)は、冬将軍到来ということで湘南では寒さが一段と増して、ついに霰(あられ)が降りました。あまりの急激な寒さに身も心も縮こまってしまっているMINです。皆さんは寒さにめげずにサーフィンしていますか?

さて、ここ湘南は、実は冬がサーフィンのメインシーズンと言っても過言ではないほど、そこそこのサイズとクリーンコンディションに出会える絶好のシーズンであることはご存知でしょうか?

冬は、発達した低気圧や気圧の谷が定期的に通過し、その度に南西〜西風による風波が大きくサイズアップします。その上、低気圧からのびる寒冷前線が通過すると、寒気が降りてきてオフショアに変わるというパターンが多いためです。

ただ、そのタイミングをいかに逃さないかというのが非常に重要になってくるのですね。

海の近くにいる方ならともかく、海から離れたところにいる方がそのタイミングを狙うのは至難の業。僕ら波予想のプロでさえも、「この南西風、本当に北風に変わるの?」「これだけ吹いてたら無理じゃね?」的な会話はしょっちゅうあります。

でも、そんな僕らの不安を解消してくれるのは、やはり気象観測データなんですよね。いま、風がどうなっているのかを知るには、観測データ以上の情報はありません。冬のいい波を当てている人は、気象観測データを常にチェックしている人は少なくないでしょう。

前置きが長くなりましが、きょうは備忘録も兼ねて、湘南のオフショアに変わる時間を予測する方法を紹介させていただきます。長文ですが、最後まで読んでいただければ、お役立ていただけることうけあいと思います。

ただし、ここには僕の個人的な主観や経験則だけで書いていますので、その点だけはご了承ください。

風を知るなら観測データを見ることから

湘南の冬の嵐と言えば、南西寄りの暴風。「予報では、夕方にはオフショアに変わるって言ってるけど、本当かよ?」「実際、何時に変わるんだよ?」って思ったら、まず確認するべきなのは、現在の関東地方の風の状況です。それを見るには、一般的にはアメダスの情報を見るのが手っ取り早いです。

本当は、波伝説の風の情報を見て欲しいのですが、今回は、皆さんにも馴染み深い気象庁のアメダスで説明させていただきます。

まずは本当にオフショアに変わるのか?を知る

湘南でオンショアからオフショアに変わる場合の多くは、寒気が南下してくることで北風に変わるパターンなのですが、まずは下のアニメーションの例をご覧いただけますでしょうか。

画像出典:気象庁

画像出典:気象庁

群馬県の方から北西風が吹いてきて、最後に東京や神奈川で北風が強まっていることがわかります。この例では、最初から湘南は弱い北風にはなっていますが、南西風から北風に変わるときの理屈としてはほとんど同じです。

アメダスを見た時に、このような状況になりつつあるかどうかを確認することで、そのあとオフショアに変わるかどうかがわかるのです。

何時に風が変わるのか?

群馬県、埼玉県あたりまで北西風がしっかり吹き始めていることが確認できたら、そのあとはマメにアメダスをチェックしましょう。そして、八王子の風がしっかりとした北風に変わってから2時間後、海老名が北風に変わったら30分以内にオフショアに変わると考えて良いでしょう。

これはあくまでも目安ですので、寒気が南下してくるスピードや、そもそもアメダス自体が1時間毎の更新なので、そのタイムラグによっても変わります。

ただ、目安としては、波伝説のオフィス内ではこれが定説になっています。

ですので、海から1〜2時間のところから海へ向かうことを考えている方は「八王子が北風に変わったら海へ行く」、海の近くにいる方は「海老名が北風に変わったらウェットスーツに着替える」と頭に入れておいて良いでしょう。(稀にその通りにならないこともありますが怒らないでねw)

もっと早い段階で判断したい場合

ここまでに書いた内容では、あくまでも4〜5時間前や、直前での判断に役立つものでした。

では、半日以上前から、あるいは朝から知ることはできないのでしょうか?

ここからは、僕自身も言い切るには経験値が少なく、社内でも定説になるには至っていませんが、僕は正しいと信じています。

冬型の気圧配置になり、日本海側は北西寄りの風が強く吹いているものの、まだ群馬県あたりの風が変わる素振りを見せていない。そんな時でも、のちにオフショアに変わるか判断できる方法があります。

それは、新潟の中越〜下越の風向きが北西風となっているか、あるいは北西風が吹くか否かによって判断できます。北西風でなければいけません。西寄りや北寄りですと、経験上ではそのあとオフショアに変わらない可能性が高い印象です。

画像出典:気象庁

画像出典:気象庁

中越〜下越がしっかりとした北西風が吹いていれば、そのあと群馬県、埼玉県と順番に北西風に変わってくるため、半日前からオフショアに変わることを確信できます。

また、バーチャル波浪計などの数値予報が、このあと「北西風」に変わるとなっていれば、その時間から半日後には湘南がオフショアになる可能性が高いと考えられます。

まとめ

ここまで読んでいただき有難うございます。最後にまとめです。

まずはアメダスで関東の風の状況を把握する

  • 群馬が北西風なら4〜5時間後
  • 埼玉が北西風なら3〜4時間後
  • 八王子が北風なら2時間後
  • 海老名が北風に変わったら30分以内

まだ関東では上記の兆候が見られない場合は、新潟の風を見る

  • 中越〜下越がしっかりとした北西風が吹いていれば半日後
  • 北西風が吹いていなければ、予報で北西風に変わるのか確認する。変わるのであれば、その時間から半日後

 

以上がまとめです。ここだけを冒頭で書けと怒られそうですが、そこはあしからずwww

他にも「オフショアに変わる」と判断できる材料はあるかもしれませんが、ここだけ抑えておけばいい波をゲットできる機会は格段に上がるでしょう。この冬はこれを使ってぜひいい波を当てて下さい(・∀・)

10分毎のアメダスを活用しよう

ちなみに、オフショアにかわったことを確認してから海へ行きたい場合は、波情報の更新を待つのではなく、波伝説の「直近の観測データを見る」のリンクから10分毎に更新されるアメダスのデータを見るのが最も簡単です。一般的な気象情報サイトでは1時間毎のアメダスのデータしかみられないのですが、波伝説なら10分毎の観測データを見ることができます。ぜひご活用下さい!
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