☆加藤のウラナミ『ヒトのカラダから、街をデザインする』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

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史上最強クラスと言われた台風10号でしたが、九州西の東シナ海側に逸れて北上することとなったため、気象庁が警戒していたほどの甚大な被害はありませんでした。また、一週間前に同様のコースを通過した台風9号が海水を攪拌(かくはん)して海水温が下がったため、想定するほどの発達を拒んだという説もあります。いずれにしても良かったです。

東シナ海、太平洋側、日本海側と広いエリアに台風10号スウェルが届きましたが、皆さまはエンジョイされましたでしょうか?
私は、初めて弊社が携わることになった初動負荷トレーニング®指導提携施設『ワールドウィング(以下WW)湘南』の10月開業に向けて、その立ち上げに忙殺されて十分に滑れることなく、また波を求めてプチトリップすることも叶いませんでした。(涙)
それでも悔いはありません。というのも、3年前の5月に初めて出会った初動負荷トレーニング®ですが、自分でも驚くばかりの展開となり、創業27年目にして波情報とは全く異なる異業種のトレーニングジム(といっても初動負荷トレーニングはまったく別物なのですが)の経営者になろうとは夢にも思っていませんでした。

 

WW湘南はJR辻堂駅前のLuz湘南辻堂6階にあります

WW湘南はJR辻堂駅前のLuz湘南辻堂6階にあります

わずか3年強でここまでたどり着いた理由が四つあります。
まずは、自分自身が初動負荷トレーニング®が気に入った、ハマった、恋したレベルではなく、“愛してしまったから”に他なりません。
本部への合宿参加が3回、WW横浜に1年通い、WW川崎に2年強通いました。その間は、平均でも週4回、多い時は6回(定休日以外は全日)通い、毎回1時間半以上はトレーニングにのめり込んでしまいました。また、全国のWW提携施設の内の約三分の二を視察しました。本部の担当者以外で、ここまで視察している人はほとんどいないと思います。
そのモチベーションの源は、単に身体が動くようになること、トレーニング後に身体が楽になること、永年悩まされてきた腰痛が収まり、肩甲骨や鎖骨が柔らかくなってパドリングが楽になり、結果的にサーフィンの調子が良くなったために、トレーニングも楽しくなったのでした。62歳でサーフィンの調子が良くなるなんて、本当に信じられないことですが、初動負荷トレーニング®が“奇跡のトレーニング”と言われる所以だと思います。

 

6階の南向きのため明るく、遠くに湘南の海が見渡せます

6階の南向きのため明るく、遠くに湘南の海が見渡せます

二つ目は、素敵な皆さんとの出逢いです。WW川崎のS社長をはじめ、コーチングスタッフ4人の皆さまの多大なサポートがなければ、WW湘南は誕生していません。本当に親身に相談に乗ってくださり、本来ならば知ることのできない経営上の数字も惜しみなく教えて頂きました。改めて心から感謝申し上げます。

三つ目は、本部のワールドウィングエンタープライズ社の小山裕史(やすし)代表はもちろんのこと、弊社を指導提携施設として承認していただいた取締役の小山美智子さま(奥さま)と、色々とアドバイス頂いたMさんとの出逢いです。3年程度の経験しかない私を信じて承認していただき、感謝の言葉しか見つかりません。
また、今回4人の社員を初動負荷トレーニング®指導士とするために、延べ四カ月間の鳥取本部での研修に送り込みましたが、コロナ禍の難しい環境の中でAコーチを中心に大変熱心に指導して頂き、無事4人全員が合格することができました。重ねて厚く御礼申し上げます。

四つ目は、社員スタッフに恵まれたことです。短期間の募集で素晴らしい人材が集まりました。その一方で、今後のコロナ禍の厳しい環境を見据えて、波情報のスタッフの一部を解雇する決断もしました。まさに断腸の思いでしたが、経営者はときに孤独に耐えなければいけないことを再認識しました。去ったスタッフが新たな職場・環境で頑張っている報告を聞いて、何よりも安心しました。

ワールドウィング湘南のコンセプトとなった「ヒトのカラダから、街をデザインする」とは、カラダが健康になって暮らしが前向きになる住民が多くなることで、街が生き生きと輝くことを目指して決めました。

初動負荷トレーニング®は、個人差はありますが、健全な方はより力強くしなやかに動く身体をつくり、シニアの方の日常の動作をミドルエイジの頃のように蘇らせたり、それまでどんな治療を受けても治らなかった痛みや制限を受ける部位を元通り以上にしたりもします。また、脳梗塞の後遺症が残るシニアの方を、見た目はほぼ健康体に戻した事例は普通にあり、WW川崎では3度脳梗塞された74歳のIさんは、今では週6日テニスを楽しみ、その帰りに初動負荷トレーニングをされている大変お元気なお爺さんで、脳梗塞を三度もされた方のカラダには決して見られないと思います。

WW湘南のトレーニングスペースと12種類25台の各B・M・L・Tマシン

WW湘南のトレーニングスペースと12種類25台の各B・M・L・Tマシン

 

人はこの世に生かされていると思いますが、私の場合は人生の結びを、信頼できる波情報と海洋気象情報の提供と、初動負荷トレーニング®の普及に尽力するよう、神さまから指示されたようです。
90歳になっても、ショートボードでリップに当て込める爺さんになるために、引き続き初動負荷トレーニング®に精進したいと思います。(了)

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