☆加藤のウラナミ『虎(トラ)の穴の掟とは!?』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安心安全な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

会社設立20周年イベントでのあいさつの様子

春は、別れと出会いの季節でもありますね。
57歳になった今でも、毎月インドネシアにサーフトリップ、ボートトリップできるのは、弱い身体でありながらも健康な自分を産んで育ててくれた亡き母と、長距離走が得意だった亡き父親のDNAの賜物だと思います。今年の春のお彼岸の墓参りは、手向(たむ)けるお花は母へのカーネーションと父が好きだったバラをアレンジしてもらおうかなと思います。

さて、春の出会いの中で、私にとって忘れられない出来事があります。
今からもう30年前と古い話になりますが、横浜関内駅近くにあるYMCAのトレーニングジムに入会したときの話です。
当時のジムは、天井がとても高く、半地下構造でまあまあスペースがあり、フリーウェイトがとても充実していたのを覚えています。

まずはジムの説明会に参加しましたが、リーダーという利用者の中から選ばれたボランティア指導員が説明してくれました。(他のジムではありえないシステムです)
本格的にボディービルをされている方で、大胸筋、上腕二頭筋、大腿四頭筋など半端じゃない筋肉の切れ方でした!!! 体育会の先輩が後輩に諭すような感じで教えて戴き、マシンやフリーウェイトの使い方の説明は分かりやすく、まじめにトレーニングしたい人だけの施設として、皆が大切に規律を守ってトレーニングしていることが伝わってきました。

合計180kgのバーベルを上げるウェイトリフティングの選手は、『オリャーア…..』と雄叫びをジム内に響かせています。
初めてその雄叫びを聞いたときは少し怖い印象を抱いたものの、元々体育会でガンガンやってきた自分なので、その“虎の穴※”のようなピリピリしたジムの空気は嫌いではなく、上手く溶け込めそうな気持ちになってきました。
※梶原一騎原作アニメ『タイガーマスク』に登場する悪役レスラー養成機関(場所)のこと

当時は、自宅から職場までの22kmの距離をロードバイクで通勤し、出勤前にYMCAのプールで1.5km泳ぎ、昼休みは45分しかないのに山下公園から港の見える丘公園周辺5km位をランニングし、夜はYMCAのジムで分割法を取り入れた週6日間のウェイトトレーニングを2時間きっちりとこなして、帰りもロードバイクをこいで帰宅していました。
さらにそのうちの週二日は、ウェイトトレーニングのあとに、マラソンやトライアスロンの大会に出るYMCAのメンバーらと、関内のジムから根岸の森林公園まで走り、その公園の中の内側コース1.3kmを2周して、最後の一周は必ずレースになりながらも明るく楽しく走りながら関内のYMCAに帰ってくる、とてもハードなトレーニングを続けていました。今同じことをしたら、きっと心筋梗塞で倒れてしまうでしょうね。

話は長くなってしまいましたが、私の松岡修造のような熱きYMCAジム時代において、次のような貴重な経験をしたのでした。
ジムに通い始めてから数回目に、軽く『こんばんは』と会釈してジムの中に入ろうとしたら、奥でバーベルを上げていたフェンシングのリーダーを務めるマッチョなTさんから、こう言われてしまったのです。

『おいお前、あいさつは自分にするんじゃねぇんだよ!! 相手にするものだから、相手に聞こえるようにするのが礼儀なんだよ~。やり直せぇ~!!!』
ウヒョー、コエ~!!! 飛んでもないジムに来ちまったなぁ~!!
でもジムもプールも利用しやすいし、ここは言われるままに素直にあいさつをやり直そう。

『こんばんは~』

その後は“虎の穴の掟”をきちんと守り、すぐにリーダーやTさんをはじめ常連さんとも仲良くなり、とても“楽しい”時代を過ごさせて頂きましたが、あの最初の強烈な一言は今でも忘れられません。
でもTさんは筋を通す人で、まじめにトレーニングする自分のことを評価してくださり、その後はとても温かく接してくださいました。
その後も、Tさんのお陰できちんとしたあいさつは自分の中に染みつき、YMCAのみならず、どこでも相手に聞こえるようにきちんと丁寧にあいさつすることを心掛けてきました。

職場、学校、サークル、ショップなどで、この春初めての出会いにおいては、相手に聞こえるようにきちんと丁寧にあいさつをしましょう。きっと良い出会いに結びつきますよ。
また、海でも、初めて入るポイントでは、きちんと丁寧に挨拶をして入ってきたサーファーとそうでない人とでは、周囲の反応に大きな差が生まれるのが常です。
たかがあいさつ、されどあいさつです。きちんと丁寧にあいさつを交わすことで、その場の空気は温かくもなります。

なお、中学1年生の時に最初野球部に入ったのですが、グラウンドのみならず、街の中でも先輩に大声であいさつしなければならなかった伝統は、正直恥ずかしかったです!!
ある時、大勢の人で賑わう某駅前広場で、超大声で『チワ~~~』と三年生の主将に挨拶をしたら、あとで、『加藤、あんまり人が多いところでは、遠くから大きな声であいさつすんなよ~。俺も恥ずかしいからさぁ~。』だって…(笑)
あいさつも、時と場所を選んで、相手に気持ち良く伝わるくらいがちょうど良いですね。(了)

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