服部予報士のウラナミ『熱中症はこんなところでも…』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

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今月はじめにたっちーさんが「熱中症」の話題を取り上げていましたが、ご覧になられましたか?
https://www.namidensetsu.com/news/tacchii/99060

室内での注意事項についてお話されていましたが、実は「プールや海で泳いでいても熱中症にかかる」可能性があることはご存じですか?

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水の中に入っているから、カラダは冷えるから大丈夫…なんて思っていませんか?

実は、プールや海の中で遊んでいる時でも、熱中症になるリスクは高いのです。

そもそも「泳ぐ」という運動は、水中であるがゆえに陸上よりも体には大きな負担がかかります。当然、体を動かせば汗をかくわけですが、水中にいるとその実感が薄くて、知らないうちに脱水症状を起こしてしまうのです。

なんと、幼児の水遊びでも同じように発生する可能性がありますので驚きです。

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喉が渇く前の水分補給を心掛けたいですが、水遊びや水泳に夢中になるとついつい後回しになってしまいがちです。30分に一回は休憩するなどと、時間を決めて熱中症対策を行うのも良いかもしれません。

そして、もう1つ。室内と同じように「車の運転」でも熱中症に掛かるリスクがあります。特に長距離を走る際に危険度があがります。

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ガソリン代を抑えるなどの理由でエアコンの使用を控えたりすると、瞬く間に室内の気温は上昇します。また、長距離運転の渋滞でトイレに行けるタイミングが少なくなると思って水分補給を控えたりすると、それが脱水症状へとつながったりします。

高速道路ではサービスエリア、一般道ではコンビニなどを予め調べておいたり、いまは簡易のトイレなんかも売っていますので、万が一のために備えておくのも良いかもしれません。

まだまだ暑い日が続きますので、事故のないように楽しくお過ごしください!

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