そう、あれは1月の下旬の出来事だったような・・・。
ネットでもテレビでも、九十九里に「バンクシーが出現か!?」的な驚愕ニュースが流れ始めたのは。
知らない方は、「九十九里バンクシー」でググって頂けると、結構な数の記事が見つかりますよ〜。
片貝に2つある「少女と風船」の絵が、ここまで一斉に報じられるほど信ぴょう性のあるニュースかと言えば、ちょっと微妙ではあるものの、ややワイドショー寄りな話題として、多くの人々を九十九里にもバンクシーが登場したらしいぞモードに駆り立てたのでした。
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まあ、実際はバンクシーの絵にそっくりではあるけれど、足の太さや長さが本物とは違うし、ましてやシュレッダーにかけられた絵を本人が再現することもないだろうから、普通に考えると、おそらくは偽物なはずなのに・・・。
と思っていたら、少女と風船は、実は過去にも再現されて書かれたこともあったとか・・・。
おっ、もしかして・・・。(笑)
今回のバンクシー騒動で、バンクシーについて多少は知ることができた人も多かったはずだし、僕もその一人だから、まあ結果オーライなのかも。
ただ、顔や姿を現さずに世界中にメッセージ性の高い絵を描くなんて、バンクシー様はめっちゃカッコいいですよね!?
落書きのレベルを超えたアートになったわけで、そもそもアートとはなんぞやの皮肉も込めてのシュレッダー騒動まで。
騒動後の片貝漁港には、テレビなどで見たという一般の方や野次馬の方達が、大賑わいまでいかず小賑わい程度にポツリポツリと訪れていましたね〜。バンクシーを求めた番記者(バンキシャ)的な人がいっぱい。(笑)
しかも市東プロのショップ「LazyBoySkill」の外壁にも以前から書かれていたので、こちらにもスマホを携えて絵を撮影する人が結構いたみたいだし、やはりネットやニュース効果は凄いですよね〜。(笑)
元々は1〜2年前から書かれていた片貝の2つの「少女と風船」、今まではサーファー以外の方からはほとんど見向きもされなかったのに、話題になると注目度が一気に高まるという世の中の不思議な現象。
本物か偽物かということよりも、まさにバンクシーが伝えたかったことでもあるのかも?
アートという儚(はかな)いもの、それを誰が書いたかの話で値段が高騰することもある現実。
でも、裏を返せば、もしかしたら、すぐ近くにも貴重なアートがあるのかも。
物凄く価値のあるものなのに、すぐ近くにあるのに、まだ誰も気付かなかったりするのかも。
実はあなたの持っているサーフボードが、何よりも価値のある、そしてお金に換えられない時や波へのアートを演出してくれる大切な宝物であることは、バンクシーも知っているかも!?(笑)
S.K