ECEのウラナミ『ヘアースタイルの完成形』

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fish,mid,longを中心にサーフィンを楽しんでいます。趣味は読書(主に歴史小説),愛犬との散歩やお出掛けです。

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今でこそ、サラサラヘアーを気取って、シャンプーを泡立て、リンスとの違いも解らないくせに、コンディショナーでしっとりさせちゃって、挙げ句の果てにドライヤーなんぞを吹かせちゃってる私ですが、過去にはヘアースタイルを極めた時代もありました。

極みへの悟りを得たのは、ちょうど丘サーファーから、サーファーになろうとしていた頃でした。
サーファー初心者で無知だった私が、ジャンク・ハードな海に無謀なゲッティングアウトをしていた時の事です。
下手クソなドルフィンを繰り返し、水面から顔を出すと、前髪が目を覆い視界は真っ暗。
やっとの思いで、前髪をかき分けると次のスープが顔面を捉える。
その繰り返しで、結局アウトには出れず、ただ横へ流されるだけで力尽きました。

己の未熟さに、うなだれていた私は一人反省会を開き、一つの答えに辿りつきました。
「前髪邪魔じゃね?」

中学時代はスポーツ刈りという名の角刈り、高校時代は部内の「赤点取ったら坊主」という謎の掟により、毎中間・期末テスト後に坊主だった私は、その経験を活かし、
「そうだ!坊主にしよう!」
と、まるで京都にでも行くような軽いノリでバリカンを入れてしまいました。

しかし、実際にやってみると、海ではドルフィンを連発しても常に視界良好なうえ速乾性に優れ、日常生活でも、朝は寝ぐせ知らずで、昼は鏡の前で若干上眼づかい気味で髪型を整える、キモイ自分に背徳感を感じる事もなくなり、夜はミルクソープ(牛乳石鹸)一つで、つむじ~つま先まで洗い上げる事ができ、改めてそのハイブリッドなヘアースタイルに感心しました。

「これぞ、ヘアースタイルの完成形!」
っと悟った私は、以後大人の青春期である20代を、その究極のヘアースタイルで、ある意味輝いていました。

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