chappyのウラナミ『ハッチはホントにオスで良い?』

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『昆虫物語/みなしごハッチ』はご存知ですか?
観たことはないけれど、懐かしのアニメなどの紹介で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
今回は『ミツバチ』の世界に浸ってみました。

ミツバチの巣には「女王蜂」「働き蜂」「オス蜂」が存在。


女王蜂 寿命は2〜3年程度。通常のミツバチの2〜3倍の大きさ。一日に1000個程度の卵を産む。巣には1匹のみ。
働き蜂 寿命は1〜6ヶ月程度。性別はメスのみ。卵を産まず、働くのみ。巣には90〜95%存在。
オス蜂 寿命は1〜2ヶ月程度。一切働かず交尾のみ。巣には5〜10%存在

 

女王蜂は巣に一匹。
繁栄のために毎日ひたすら卵を産み続けます。

そんな女王蜂。
性別は働き蜂と同じメスであり、遺伝子も同じ。ではなぜ、女王様一匹の体だけが大きいのでしょうか…

どうやら、働き蜂が「王台」という特別な部屋を作り、そこへ女王蜂が卵を産み、栄養としてローヤルゼリーのみの栄養を与えることで大きくなるようです。まさにロイヤル!
「王台」に産み付けられ、育てられた蜂が女王蜂になるので、選ばれた者というより、たまたま女王蜂になった感じですね...

女王蜂として君臨しても、毎日ひたすら卵を産む仕事も大変です。他の蜂よりは長生きするとはいえ、いつしかやってくる女王蜂の衰え。その頃になると、働き蜂は新しい女王蜂を育てるためにまた新たな「王台」を作り始め、やがて新しい女王蜂が誕生。居場所のなくなる元女王蜂は都落ち...

女王蜂にはなりたくない...と思うのは私だけでしょうか。

では働き蜂はどうでしょう。
女王蜂とは同じメスなのに、ひたすら巣を作り、卵を育てる仕事。若いうちは巣を作りながら卵を育て、年老いてくると、外敵の多い巣の外に出て仕事をするようです。
年老いてから外敵の多い巣の外へ出るだなんて、自分に当てはめてみると、なんだか切ない気持ちになります...
ちなみに、働き蜂は女王蜂と同じメスなのに卵を産まないのは、女王蜂は巣内が乱れないように制御するフェロモンを出しているからだそうです。さすが女王蜂!!

そしてオス蜂。
オス蜂の唯一の仕事は、交尾のみ。女王蜂にご指名されると交尾をし、その瞬間に死んでしまう...
巣のために働かなくて済むけれど、ご指名=死の宣告じゃないですか...それもなんだか切ない...

蜂の世界はすごいな...と思いつつ、個人的には生まれ変わってもミツバチにはなりたくないな...と感じました。
そして『みなしごハッチ』。ハッチはママ(女王蜂)を探すために冒険に出ますが、ハッチの性別は「オス」とのこと。ハッチはママを探している場合ではないことを、初めて知った2019年平成最後の私の春でした。

感想はあくまでも個人的なものなので、あしからず。
 
 

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