☆加藤のウラナミ『初動負荷トレーニングの大きな魅力vol.2』

☆加藤

☆加藤
会社の創業者兼代表です。 波乗りと海と雪山が大好きなサーファーです。 地球温暖化による悪影響は、アウトドアをフィールドにするサーファーや釣り人、またバックカントリーを楽しむパウダー愛好家にとっても、ここ10年は加速度的に環境が悪化していると思います。 我々は高精細な気象情報・海象情報を提供し、海を安全安心に過ごして頂けるサポート役でしたが、今後はもっと大きなテーマを考えねばならないと強く感じています。 微力ながら、年々悪化している豪雨、暴風、高波浪、洪水、高潮などに対して、事前に予報して災害による被害や事故を少しでも減らせるよう精進して参りたいと思います。 一方、初動負荷トレーニング®の指導提携施設を湘南辻堂と横浜東戸塚で運営していますが、気象と健康とで関わり方は異なるものの、地域住民の幸せづくりに貢献する仕事に変わりはありません。しかも日々会員さまのスマイルを直接見れることで、我々の方が逆に元気を頂ける素敵なお仕事に感謝しかありません。前期高齢者の自分が今もアクティブに活動できるのは初動負荷トレーニング®の賜物です。 個人的には、サーフトリップや雪山のコラムが多くなりますが、素晴らしい自然環境の恵みを享受する喜びを少しでも皆さまにお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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野生動物のような、可動域が広くてしなりの強い肉体を作るために

初動負荷マシンの優れた点は、マシンを動かしていても乳酸などの疲労物質が体内に溜まりづらく、逆に体内の血流中の酸素が増えることがイチロー選手本人によるWWのモニタリング検査で明らかになっています。

筋肥大を目的とした一般的なマシンでは、『超回復』の効果によって筋肉の強化・増量は図れるものの、その後の疲労感が大きく、またケガもしやすくなります。

イチロー選手が暇さえあればマシンを動かすことができるのは、疲労感がなく、体内の酸素を増やして身体を活性化できているからであり、簡単に言えば“疲れず気持ちが良い”からに他なりません。

イチロー選手は某TVの取材の中で、メジャーリーグを含めて、それまでの筋肉によるパワーベースボール信仰は間違いであり、これからはしなやか且つ強靭な身体による身体能力の長けたベースボールこそが目指すべき道だと熱く語っていました。また、子どもたちがどれだけ筋トレによって故障し、結果的に好きな野球から離れてしまってきたことを問題にしていました。これは、他のスポーツにおいても言えることだと私も強く思います。

初動負荷理論を掲げる小山裕史氏が拠点とする鳥取のWWには、イチロー選手のみならず、国内海外のアスリーツはもちろんのこと、故障を早く回復させたい選手や、機能障害を抱えたハンディーキャッパーらが、その著しい成果を求めて合宿でやってきます。

いま南アフリカJ-Bayの未明にこのウラナミを書いていますが、今回の木本カメラマンからのこのトリップの誘いに同行した仲村拓久未プロは、12日間のWW鳥取での初動負荷トレーニング合宿に、伊勢の波情報を担当してもらっています、「プラヤサーフ」の西世古プロと参加し、その高い効果を話してくれました。

http://www.bmlt-worldwing.com/

また、同じくJ-Bayをご一緒した田中英義プロは、遠いので今はやっていないそうですが、以前は都内のWWに通っていたそうです。
弊社の波情報責任者でもある上條君も、現役時代には千葉県内のWWに通っていたそうですし、高梨直人プロは地元茨城県神栖市に「ワールドウィング神栖」をオープンさせるほど初動負荷トレーニング・マシンに傾倒し、昨年はサーフィンのスキルアップと初動負荷トレーニングを組み合わせた魅力的なサーフィン合宿を実施されています。近いうちに訪問して色々とお話を伺いながら、トレーニングをしてきたいと思います。
http://www.worldwing-kamisu.com/

英義君や拓久未君の話では、他にも多くのプロサーファーが各地のWWに通っているそうです。

そういう面では、いまさら私が初動負荷トレーニングに出会って、こうしてまとめるのは遅すぎた感は否めませんが、私にとっては大きな出会いであり、これから高齢者サーファーになってもポジティブにサーフィンしていける自信にもなり始めています。

80歳でもJ-Bayをグライドするために…

20年後の80歳でもJ-Bayをグライドするために…

こうして書くと、WWの宣伝をしているように思われるかもしれませんが、かつての部活やYMCAのジム時代を筋トレ中心に過ごした自分にとっては、あれはいったい何だったのか?と思わされます。
それぞれの時代があって、楽しい思い出もたくさんあるので後悔はしていませんが、これからのアスリーツやその指導者には、ぜひ高負荷・高重量の筋トレを見直し、ぜひ初動負荷トレーニングを含む最新のトレーニング法を学んで欲しいと強く思います。

現在の田中英義プロは、ブラジリアン柔術に取り組んでいるそうですが、寝技などを通してスタミナが付いたことに加えて、体幹が強く鍛えられたと述べています。
J-Bayで、明らかにパワーでグイグイ当て込むQSを回る外国人サーファーらに比べて、英義プロのライディングは身体のコアがしっかりしていて、リラックスした中にも“スピーディーな切れ”があり、ビーチやインサイドから見る者すべてを魅了していました。

初動負荷トレーニング以外にも、ヨガや柔術を含め、高重量のバーベルやダンベルを用いない、サーフィンのためのトレーニング方法は色々とありますので、自分が好きになる、また気持ちが良くなる効果的なものを見つけて、ぜひ皆さまの生涯にわたるサーフィンライフに大いに生かしていただければと思います。(了)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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