「World Wing × Surfing」 vol.2 中浦”JET”章プロにインタビュー!

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昨年10月に湘南初の初動負荷トレーニング®指導提携施設「ワールドウィング湘南」がオープンし、その唯一無二のトレーニングと開放的なジム環境に、各方面のアスリートやスポーツ愛好家たちが訪れています。
今回の企画は「ワールドウィング湘南」を訪れるサーファーの方々にサーフィンと初動負荷トレーニング®の関係性についてインタビューすることで、サーフィンにおける身体の使い方からケアに至るまで、トレーニングに対する考え方を深掘りしていくものです。

第二回目となる今回は、日本でいち早く”"エアー”"(波の上を飛び跳ねる技)を取り入れたパイオニア的存在のプロサーファー、中浦”JET”章氏に話を聞きました。

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スタッフ:「JETさんは初動負荷トレーニング®はワールドウィング湘南が初めてと伺っております。始めたきっかけなどお聞かせください。」

JETプロ:「初動負荷トレーニング®は以前から知っていて、経験された方から良いとは聞いていました。波伝説の加藤社長が始めると聞き、是非やってみたいと思ったのがきっかけです。今までも色々なトレーニングはしてきましたが、ちょうどトレーニングというより、日々の身体のケアが重要と感じていたタイミングでした。」

スタッフ:「実際に初動負荷トレーニング®を実践してみて、身体やサーフィンに変化は出ましたか?」

JETプロ:「骨格的に首がもともと疲れやすい上に、サーフィンとデスクワークの繰り返しでしたので、ここ何年も首肩や肩甲骨周りが凝って、疲れが取れない感じがありました。今はそれがだいぶ楽になったと感じています。慢性的な症状が取れてきて、表情も明るくなったと言われます。安静にして回復を待つより、凝ってるからこそ動かすことで改善することがわかりました。」

スタッフ:「どうしても疲れや痛みがあると動きたくなくなりますが、適切に動かしてあげると症状は改善するというのは大切な点だと思います。確かに以前よりも明るくなられたように感じます!」

JETプロ:「サーフィンでいうと安定感が増してきている気がします。」

スタッフ:「安定感というのはボードに立ったときの安定感のことですか?それとも技の成功率のようなことでしょうか?」

JETプロ:「どちらもです。今は激しいアクションをしたときの安定感が増しています。普段、耐えられるか耐えられないかの瀬戸際でアクションをしているのですが、ギリギリのラインを攻めたときの、そのラインが以前よりも広がったので、余裕が持てるようになって安定感が増した感覚です。」

photo by octopusfilm

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スタッフ:「なるほどです。身体の安定感が結果として技も安定させる感じなんですね。」

JETプロ:「他にもスピードがすごく出るようになったり、捩じ込むようなターンがしやすくなっています。パドリングも、初動負荷トレーニング®をすることで肩甲骨を常にゆるめているので、以前よりスムーズに動く感じがします。」

スタッフ:「パドリングやターンの動きの改善は色々なサーファーの方からよく聞くのですが、スピードの向上は興味深いです。どういった変化があったのでしょうか。」

JETプロ:「スピードは波が割れるときの傾斜と巻き上げる力(水圧)を利用してつけるのですが、抜いたところから少し前に重心を乗せるようにするとやりやすいです。怪我をしてから前足(左足)が弱くてフラフラしていたのですが、ここでのトレーニングで前足を強化したことで改善されました。」

スタッフ:「すごく参考になります。JETさんといえばエアーのイメージがあるのですが、エアーをする上でJETさんが大切にしている感覚などもあればお聞きしたいです。」

JETプロ:「エアーは波とのタイミングとスピードが重要で、良い状態にもっていくには、瞬間瞬間で対応できる身体作りが必要だと思っています。あとは前足を引きつけるタイミングと着地する場所を目視することを大切にしています。」

photo by octopusfilm

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スタッフ:「先ほどのお話に出てきたスピードですね。初動負荷トレーニング®はエアーにも活かせそうですか?」

JETプロ:「そうですね。ここでのトレーニングをする中で、今まで股関節の使い方が間違っていたと感じています。今までは骨盤が寝ていたのですが、ニュートラルに戻してから骨盤から足を引きつけるように意識するようになってからは、動きがスムーズになったのと、身体が動くからこそアクションへの対応力が上がり、余裕が出てきました。今は初動負荷トレーニング®してからサーフィンするのが最高ですよ。」

スタッフ:「そう言っていただけると嬉しいです。私は普段からお会いしているのですが、これから初動負荷トレーニング®をしてみたいと考えている方のために、JETさんのトレーニング時間と頻度についてもお聞きしてもよろしいでしょうか。」

JETプロ:「トレーニング時間は1時間前後で、最近は週4回〜5回トレーニングしています。頻度を上げたことでずっと良い状態をキープ出来ている感じがします。」

スタッフ:「トレーニングをするタイミングはいつが良いと感じていますか?」

JETプロ:「一番は前後が良いと思いますが、サーフィンでパフォーマンスを上げたいので前が多いです。いつもアップにかなり時間をかけていたのですが、ここでトレーニングするとそれが少なくて済むのも良い点です。」

スタッフ:「好きなマシンなども、あればお聞きしたいです。」

JETプロ:「PELVIS(骨盤のマシン)です。股関節と体幹を意識して行っています。やると股関節が軽くなって、足の引きつけが速くスムーズになります。上半身だとSCAPULA(肩甲骨のマシン)で、こちらは首肩と肩甲骨の凝りを取るためですね。サーフィンをしてるとどうしてもパドリングとかで首が凝るので。」

JETプロお気に入りのマシンで、左からPELVIS(骨盤)とSCAPULA(肩甲骨)

JETプロお気に入りのマシン。左からPELVIS(骨盤)、SCAPULA(肩甲骨)

スタッフ:「こちらは先ほどお話いただいた身体のケアの部分ですね。」

JETプロ:「やっぱりケアがないと向上はないと思います。ケアをすることでギリギリのところを攻めれるしパワーもあがる。身体がほぐれると仕事の効率もあがりますし、適度な疲労でよく眠れる。笑顔になれます。ここに来れば、必ず良い結果につながるので止められないです。」

スタッフ:「笑顔になれる、素晴らしいです。本当に身体が変わると競技パフォーマンスだけでなく色々なところで変化が生まれますね。」

スタッフ:「ワールドウィング湘南の、お店としての印象はどうですか?」

JETプロ:「スタッフが明るくて親切です。ここでのトレーニングに限らないのですが、トレーニングをしていると正しい方法で出来ているのか不安になることがあります。ここでは聞けば丁寧に対応してくれるので安心してトレーニング出来ています。あとは景色が最高です。空が近くて海が見える環境と壁に囲まれているのでは全然違います。トレーニング中にサーフィンだけでなく仕事の方でも色々なアイディアが出てきます。」

スタッフ:「クリエイティブな仕事もこなすJETさんらしいですね。サーフィンの方で、今後目標にしていることなどはありますか?」

JETプロ:「歳をとって退化するサーファーでなくて、歳をとって進化するサーファーでいたいです。そのためには日々のケアとトレーニングが必要不可欠と思っているので、今後もよろしくお願いいたします。」

スタッフ:「こちらこそ、是非ともよろしくお願いいたします。」

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スタッフ:「最後に、初動負荷トレーニング®が気になっている方へメッセージをお願いいたします。」

JETプロ:「まずは体験してみていただけるとわかると思います。身体の悩みやサーフィンの技術ともに僕は改善されているので、皆様にも是非体験してみて欲しいです。」

中浦”JET”章
・年齢:36歳
・出身:東京都
・身長 :171cm
・体重 :65kg
・プロ取得:2010年
・ホームポイント:湘南千葉周辺
・スタンス:レギュラースタンス

“10代の頃から日本代表として「サーフィンのオリンピック」と評される世界選手権に何度も出場し、日本でいち早く”"エアー”"(波の上を飛び跳ねる技)を取り入れたパイオニア的存在のプロサーファー。プロサーファーの活動と並行して、様々なジャンルの映像製作、楽曲制作も手がけ、自身のアート作品によるウェットスーツ「JetDesign」や、サーフボードやストリートギアーにペイントする「JetPaint」を主宰、何にでも簡単にデザインできるステッカー「JetDesign-STC」の販売等も幅広く活躍している。”

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次回のインタビュイーは2004年にJPSA公認プロを取得、JPSAプロサーファー公認プロインストラクターであり、現在も選手として活躍を続ける堀野稔プロです。
ワールドウィング湘南入会の際、こちらの記事を読んだとお伝えいただいた方に波伝説マスクをプレゼントいたします。

<初動負荷トレーニング®とは>
株式会社ワールドウィングエンタープライズ社代表の小山 裕史(やすし)博士が、発明・創案された画期的なトレーニング方法です。
国際特許を取得したB.M.L.T.カムマシン®を用いて行うトレーニング方法で、スポーツ界はもちろんのこと、医療や介護など様々な分野で注目されています。
初動負荷トレーニング®は、反射機能の促進、神経筋制御の向上などの特徴から、スポーツのパフォーマンスにおける動作時の瞬発力や加速度そしてパワーの向上、関節可動域の拡大、故障の防止などを目的として、数多くのプロアスリーツやオリンピック選手らに実践されています。
今ではアスリーツのみならず、リハビリや生活習慣病の予防に適した運動としての認知も高まってきており、B.M.L.T.カムマシン®を設置する病院や医療機関、介護施設が増加しています。

・全国の初動負荷トレーニング®指導提携施設一覧
https://www.bmlt-worldwing.com/publics/index/162/#block1275

 

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