ナッカルビのウラナミ『ゴミベルトが支える生態系?』

ナッカルビ

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湘南生まれ、湘南育ちながら海との接点が乏しい半生を歩む…。 今は自分の趣味より家族を優先しがちな中年です。 会社で教わったSUPを趣味にできたら、うれしいな。IT局所属。

DALL·E 2023-12-22 17.35.56 - An aerial view of the Great Pacific Garbage Patch, depicting a vast expanse of ocean with a massive accumulation of plastic waste and debris floating


こんにちは、ナッカルビです。
今回は海洋ゴミの意外な側面に焦点を当てていきたいと思います。


水表生物の天国?太平洋ゴミベルトの秘密

太平洋ゴミベルト は、長らく海洋汚染の代表例として度々取り上げられてきました。

巨大なゴミの海域は、五大海洋循環の一つである北太平洋循環の内側にある。(Jack · talk · - cropped from Image:Ocean currents 1943 (borderless).png, パブリック・ドメイン)

巨大なゴミの海域は、五大海洋循環の一つである北太平洋循環の内側にある。(Jack · talk · – cropped from Image:Ocean currents 1943 (borderless).png, パブリック・ドメイン)

しかし、最近の調査により、このゴミベルトに意外な側面があることがわかってきました。
海洋を漂う大量のゴミと一緒に、海面近くを浮遊する水表生物が大量に生息していたのです。

実は生命の宝庫「太平洋ゴミベルト」 驚きの調査


一筋縄では行かない?海の環境活動とその裏で…

一般的にプラスチックなどの海洋ゴミは、海洋生物にとってあまり有益ではない(餌と間違え誤飲するなど)と考えられています。ただ、プラスチックなどと海洋生物が混在するゴミベルトが、海の他の生態系にどのような影響を与えているのかは、まだ謎です。

ウミガメがビニール袋をクラゲだと見間違えているイメージ画

ウミガメがビニール袋をクラゲだと見間違えているイメージ画

おそらくは、プラスチックの発明よりもずっと昔から、ゴミベルトが支える水表生物の生態系はあったのだと考えることができます。つまり、人類が気づいていなかっただけで、水表生物にとっては昔からゴミベルトの存在は生態系の一部だったのかもしれません。

海の環境活動として、海洋ゴミを回収する取り組みもありますが、多くの生物がゴミベルトを棲家にしていると、話がややこしい……海の環境のため、海に浮遊するゴミを回収すると知らず知らずのうちに、そこにある生態系を壊してしまう可能性すらあるのです。


得られた新たな視点

太平洋ゴミベルトの調査は、海洋生態系への理解を深め、私たちの海への視点を変える可能性を秘めています。
生物の多様性と生態系の複雑さを理解することが、海洋保護の新たな取り組みにつながるといいですね!
今後の調査により、ゴミベルト周辺の生態系がさらに明らかになることを期待しています。


一度、環境に流出してしまったものを回収すると、複雑な問題が絡む…
なので、そもそも流出させないことが一番大事ってことのようです。
では、次回もよろしくお願いします。


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