ナッカルビのウラナミ『レゴとサンゴのコラボレーション!?』

ナッカルビ

ナッカルビ
湘南生まれ、湘南育ちながら海との接点が乏しい半生を歩む…。 今は自分の趣味より家族を優先しがちな中年です。 会社で教わったSUPを趣味にできたら、うれしいな。IT局所属。

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こんにちは、ナッカルビです。

うちの下の娘(5歳)は絵を描いたり、廃材でものを作ったりするのが大好きです。
なので、上の娘が無関心だったブロック玩具「レゴ」で毎日楽しく遊んでいます。
今回は組み立て玩具の定番「レゴ」を使ってサンゴ礁を救う取り組みを紹介します。

レゴブロックがサンゴ礁を救う? シンガポールの取り組み – BBC NEWS JAPAN


環境の良い海にしか生息できないサンゴ。シンガポール近海には世界有数のサンゴ礁が広がっています。世界には約 800 種のサンゴがいますが、その 3 分の 1 の種類がシンガポール南部の島々の周りに生息しているそうです。
ただ、人間による環境破壊により、その数は減少傾向……そんな状況を変えるため、シンガポール国立大学の科学者チームはサンゴ礁再生の研究を進めています。

世界の金融都市として発展目覚ましいシンガポールですが、その国土はとても小さく(約 720km² なので東京 23 区より少し大きいくらい)サンゴを大規模養殖できるほどのスペースは確保できません。そこで、ブロック玩具「レゴ」の自由に組み立て可能で大きさを変えられる点に目をつけ、研究に利用することになったそうです。
海から外れかかったサンゴを回収し、それを小さく砕き、状態のいいものを「レゴ」に付着させ成長させます。
刺胞動物であるサンゴの繁殖には、無性生殖法と有性生殖法の2通りがあり、これは断片移植による無性生殖法です。さらに「レゴ」を紐で連結し、吊り下げることにより、水槽内の限られたスペースを最大限に利用できるように工夫したそうです。
将来的にはサンゴが順調に育ち、シンガポールの豊かな海に還ることが期待されています。

海に還されるサンゴ

海に還されるサンゴ

海洋環境保護の天敵のように扱われてしまいがちなプラスチックの製品ですが、こんな利用方法もあるのだと感心させられました。
脱炭素が声高に叫ばれるようになった昨今ですが、変に感情的にならず、冷静に利用できるものは利用して、環境への取り組みを加速できたら良いと思った次第です。

では、次回もよろしくお願いします。


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