こんにちは、ナッカルビです。
2022年は AI による画像生成にとって躍進の年となりました。
以下の AI では文章による指示でリアルな画像やアートを生成することができます。
特に話題となったのが、Midjourney による成果物が米コロラド州で開催されたファインアートコンテストで一位を取ってしまったこと……一部のアーティストからは猛烈な批判が寄せられたそうです。
この画像生成 AI が描いた絵が品評会で優勝した （Motherboardから引用）
【Motherboard の元記事】
An AI-Generated Artwork Won First Place at a State Fair Fine Arts Competition, and Artists Are Pissed
いずれは起きることと予想されていましたが、思ったより早かったですね……
画像生成 AI を利用したプロダクトが続々とリリース
天下の Microsoft もこの技術を応用した製品開発を積極的に行っています。
・Microsoft Designer（執筆時点ではプレビュー版への早期アクセスを受け付け中）
DALL-E 2 を活用していて、自然言語で指示するだけでデザインを提案してくれるらしい……デザインが苦手な人にはありがたいサービスです。
・Image Creator from Microsoft Bing（執筆時点では一部の地域で限定プレビュー中）
ネットを検索しても欲しい画像が見つからないとき、Bing が代わりにそれを作成してくれるらしい……こっちも裏では DALL-E 2 を活用しているそう。
執筆時点では、まだ利用制限があります。
安心して画像生成 AI に触れてみたいという方にオススメします。
提供企業がどうとか気にせず、とにかく触ってみたい！
という方は、Stable Diffusion をいち早く Web サービス化した「Memeplex」がオススメです。
Google アカウントを持っていれば、すぐに利用開始できます。しかも完全無料です。
個人的に嬉しいのは日本語で指示文を作れるところ、ワタシエイゴワカラナイ……
この「Memeplex」の使い方はこちらをご確認ください。
そして生成した画像がこれ！！
画像生成 Web サービス「Memeplex」で作成
なかなか良くないですか？
感覚的には50回に1回ぐらいの確率で神絵を生成してくれます。
指示文は英語のほうが精度が高くなるそうです。上記画像を召喚した呪文（指示文）がこちら↓
Very cool girl wearing cyberpunk intricate streetwear, beautiful, detailed portrait, intricate complexity, by krenz cushart, kyoto animation, wlop. 4 k, beautiful, cinematic dramatic atmosphere, sharp focus
画像生成 AI について思うところ
絵心のない凡人として、今後も画像生成 AI の発展には大いに期待しています。
そして、期待すると同時に、残念な利用ケースが増えているようにも思えます。
Twitter では AI で生成したフェイク画像（静岡の水害デマ）が拡散していました。
騙されないように AI に関するリテラシーを持つことが必須の時代となりましたね。
AI は強力なツールですが、良いも悪いも結局は使う人間次第ってことは変わりません。
こういった技術は楽しんで使いたいものですね。
では、次回もよろしくお願いします。
