米山予報士のウラナミ『見えないリーシュ』

米山予報士

米山予報士
米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

yone

こんにちは。

世界一混雑するとされるマイホームの鵠沼海岸でサーフィンしていた時のことです。
「お前、リーシュしてないと怒られるよ」、「平気、平気、見えないリーシュをしているから」と、見知らぬサーファー二人の会話が聞こえてきました。
その日も、相変わらずの人の多さで、ノーリーシュは危険だと思われたので、ケガをさせたりしたらどうするんだろうなとか、安全面のことを考えていました。
※鵠沼海岸では、リーシュの装着は最低限のルールです。また、鵠沼以外のポイントでも、混雑しているポイントでは事故防止のためにリーシュの装着をよろしくお願いいたします。

ただ、もっと海が空いていてリーシュがなかった時代は、ボードを流す人がいるから順番に乗れて、逆にボードを流したくないからサーフィンが上達するなど、話や雑誌などで見聞きしたことを考えて、良い時代だったんだろうな~と、うらやましい気持ちになりました。
また、あすの波がどうなるのか全く分からない、新しいポイントを開拓するとか、ワクワクすることが多かったはずだろうなとか、色々妄想していました。

そして、そうこうしているうちに、再び考えを改めさせることを思い出しました。

社員旅行で奄美大島の行った時に初日からリーシュが切れたことを・・・。
頭くらいのグッドウェーブ、透き通る海水、最高のコンディションのなか、溺れそうになりながら20分くらいクロールし、ボードを回収して岩石地帯を血を流しながら歩き、時間を費やしました。
フライトの関係で、その日は夕方の1ラウンドだけでしたが、自分が一番疲れていたため、一番早く海から上がってしまいました。
家に帰ってから、リペア代に泣かされたこともよく覚えています。

やはりリーシュは必要なようです。あれからリーシュは使用後に陰干しをするし、定期的に買い換えています。(笑)

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