前回のウラナミでは、この夏のボードクラッシュを書きました。1度目は、混雑時のロングボーダーのやさしいおじさんとのクラッシュ。2度目は強烈なダンパーでリーシュが切れてしまい、板を流してショアブレイクでクラッシュ。
2度のクラッシュで、板の機嫌を損ねてしまったこの夏。8月の終りに板から復讐をされました。
腰セット腹くらいのコンパクトサイズのなか、オンショアも入り人も少ない午後にゆったりと海に入っていた時です。
ダラダラ~と手前まで滑り、板から落ちてリーシュを勢いよく引いて板を引き寄せたのですが、向かってくるのはテールではなくノーズ!
勢いはそのままに、ちょうど水面に出ていた唇の下に一直線に激突。
内側は歯で切れており、外側は割れた感じが一瞬で分かりましたが、海水のせいでどの程度の流血なのかイマイチ分からず、意気消沈して帰ろうと岸に上がり、口を押さえながら歩いていると、丁度チェック中の先輩がいました。チェック車両のバイクのミラーで確認するとパックリとT字に割れていました。
家に帰り消毒してシャワーを浴びて、二時間後は髪を切る予約もあったのでギュッと口を閉じているときれいにくっつき、治癒能力の高さに驚きつつ、治った事に決めてしまいました。
髪を切りに行き、鏡を前にしばらく談笑しながら切ってもらいましたが特に問題なしなので、そのまま行きつけの店にラーメンを食べに行くことに。
少ししみるけどいつも通りうまい!やや違和感を感じつつも、満足して帰宅しました。
切ったばかりの髪をチェックしようと鏡の前に立つと、あごが真っ赤に染まっていました。
なるほど、ラーメン屋で感じた違和感はこれでした。
思い返せば、帰り際の店員さんの顔がいつもよりも引きつっていたように思えます。
少し跡が残りましたが今はしっかりくっつきました。
周りに聞くと、同じようにあごを切り大きく縫った方や、貫通した方もいるようです。
皆様もノーズにはお気をつけ下さい。