3Gガラケーの終焉が見えてきた――3キャリア終了時期、出そろう|MINのウラナミVol.335

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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※写真:NTTドコモから初めて発売されたカメラ付きケータイ「SH251i」
 
 
こんにちは、iPhoneを使うようになって11年が経つMINです。サービス検証でガラケーを手に取る度に、ガラケーを駆使していた時代をとても懐かしく思います。

1999年2月にNTTドコモが「iモード」の提供を開始したことを皮切りに、携帯電話でインターネット接続ができるようになって20年以上が経ちました。

iモードのスタートと同時にサーファー向け波情報サービス「波伝説」が開始されたり、2000年11月には「写メール」でおなじみの写真を撮ってメールで送れるカメラ付きケータイがソフトバンク(当時はJ-phone)から初めてリリースされるなど、現在の私たちの生活スタイルを良い意味で大きく変えてきました。
 

3Gケータイの終焉

そんな、高度に進化した日本の携帯電話は、やがてガラパゴスケータイ、通称「ガラケー」と呼ばれるようになりました。そんなガラケーに使われている「3G」と呼ばれる通信回線のサービスに、ついに終わりが近づいてきています。

3Gサービスの終了は、iモードを始めとした古い世代の、いわゆる「3Gケータイ」でのインターネット接続サービスや通話ができなくなることを意味します。

2019年10月29日現在、携帯電話の大手3キャリアが発表している3Gサービスの終了に関する案内は、ざっくり言うと下記のとおりです。

  • NTTドコモ(2019年10月29日発表):2026年3月末で3Gサービスが終了します。
  • au(2018年11月16日発表):2022年3月末で3Gサービスが終了します。
  • ソフトバンク(2018年12月3日発表):3Gサービスの終了は未発表ですが、2019年12月3日以降はほとんどの機種で通話とSMS以外の機能が順次使えなくなります。

 

NTTドコモ

NTTドコモは、2026年3月末で3Gサービスの「FOMA」およびインターネット接続サービスの「iモード」を終了すると発表しました。

終了まで6年以上ありますので、当面はスマートフォンへの買い替えは不要なものの、ドコモが提供する既存の公式サービスは順次終了していくことになるようですので、早めに買い替えておいて悪くないでしょう。

報道発表資料:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/10/29_00.html

 

au

auでは、3Gサービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月末で終了すると、明確な時期が示されています。そのため、3Gケータイを利用されている方は、インターネット接続だけでなく通話もできなくなりますので、それまでに買い替えが求められます。

ただし、「EZweb」のサービスそのものの終了については言及されていません。

現在も、auのガラケーからスマートフォンに機種変更しても、スマートフォンでは利用することのできないEZwebの契約が、利用者からの解約要望がない限りそのまま継続されている状況からしますと、EZwebそのものは何らかの形で残される可能性はあります。

報道発表資料:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/11/16/3428.html

 

ソフトバンク

3Gサービスの完全終了についての言及は無いものの、一部の機種を残して、というより3Gケータイのほとんどの機種で、2019年11月をもって(12月3日以降順次)、音声通話とSMS以外の一部機能が使えなくなります。

これは、世界的にインターネット通信におけるセキュリティ強化の取り組みが進められている中で、ソフトバンクが新しいセキュリティ規格へ完全移行することに伴うものであり、古い機種は端末の仕様・規格上、新しい取り組みに対応することができないため、多くの機能が使えなくなるとのことです。

ただし、特定の条件下で一部機能が継続して使えたり、一部の機種では新しい規格に対応しているものもあり、継続してインターネット接続ができる端末もございますので、詳しいことは公式のアナウンスをご確認ください。

報道発表資料:https://www.softbank.jp/mobile/special/sha1-01/

 

いわゆるガラホは大丈夫

近年、店頭でガラケーとして売られている機種は、実は3Gケータイに似せたスマートフォン、俗に言う「ガラホ」というもので、それらは4Gサービスに対応しているため、3Gサービスの終了の影響は受けません。

ガラケーを引き続き使いたい方は、現在販売されているものを購入することで、ガラケー専用サイトが利用できなくなるほかは、今までとほぼ同等、あるいはそれ以上に便利にお使いいただけます。

 

まとめ

以上のように、3Gサービスはドコモはまだ6年以上、auも2年以上は継続されることがわかっています。ソフトバンクは終了時期は未公表なものの、実質的には2019年11月で終了するに近いような状況となってきます。

家電量販店では、新しいガラケー(ガラホ)やスマートフォンへの乗り換えキャンペーンが熱くなってきていますので、3Gケータイをお使いの方は、頃合いを見ながらお得に乗り換えてしまいましょう。

 
 
 
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