
今年の夏を振り返って、まず最初に浮かぶのは「雨が多かった」ということです。
もちろん晴れた日もありました。7月は夏らしい晴天の日もあり、良いコンディションでサーフィンできた日もありました。
ただ、9月に入ってから雨の日があまりにも多く、その印象が強すぎて、夏前半に晴れていた記憶まで薄れてしまったような感覚があります。
ちなみに9月30日時点で、東京都心では8月27日から35日連続で雨を観測し、9月はなんと30日すべてで降水を観測。
千葉でも記録的に雨の多い9月となりました。
これだけ雨が続けば、晴れていた記憶が薄くなるのも当然なのかもしれません。
そんな今年の夏ですが、サーフィンで振り返ると、個人的には「波はコンスタントにあった夏」という印象です。
例年だと6月頃に波が一気になくなり、うねりに敏感な一宮周辺でもスモールコンディションが1週間近く続くようなこともあります。
今年もタイミングによってサイズが下がった日はありましたが、長期間まったく波がないということはなく、ショートでサーフィンできるサイズは比較的コンスタントに続いていたように感じます。
台風のうねりが反応してサイズアップするタイミングもあり、6月から9月までを通して見れば、波の量だけで言えば決して悪い夏ではなかったと思います。
ただし、問題は「風」。
今年は北〜北東寄りの風が目立ちました。
6月から9月の銚子と勝浦の風向きをアメダスで見ても、北〜北東系の風が多く、特に9月はその傾向が強く出ていました。
一宮周辺では北〜北東風が吹くと波質を落としてしまうため、
「サイズはあるのに風が合わない」
そんな日も多かった印象です。
しかし、一宮周辺で北東風の影響を受けていても、千葉北の北部や勝浦周辺、北東風をかわすところでは、うねりを拾っているタイミングでは良いコンディションの日もありました。
もちろん南〜南西風や西寄りの風となって、一宮周辺でも整った日もあります。
特に7月は南〜南西寄りの風の日も多く、比較的夏らしいコンディションで楽しめる日が多かったように思います。
一方、8月から9月にかけては台風や前線の影響もあり、波はあっても風や雨でコンディションが安定しない日が増えていきました。
今年は台風の発生数も多く、6月から9月までに発生した台風は19個。
内訳は6月2個、7月5個、8月10個、9月2個で、特に8月は1か月だけで10個もの台風が発生しました。
台風スウェルを期待できる場面もありましたが、今年の台風に関しては、千葉よりも湘南の方が良い波が多かった印象です。
もちろん千葉でも良かった場所やタイミングがあり、楽しんだ方もいらっしゃると思います。
そして、今年を振り返るうえで避けて通れないのが雨と災害です。
8月13日から14日にかけては、上空の寒気と暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、線状降水帯が発生。千葉県内の広い範囲で道路冠水や住宅浸水、土砂災害など大きな被害が出ました。
その後も、9月6日から7日にかけては秋雨前線の影響による大雨で大網白里などが再び冠水。さらに9月20日から21日にかけては台風25号の影響で大雨となり、浸水や土砂災害などの被害が発生しました。
短い期間に何度も大雨が続き、千葉の身近な地域でも被害が出たことは、今年の夏を振り返るうえで強く印象に残っています。
改めて、今回の一連の豪雨や水害、土砂災害により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
そして気づけば、もう10月。
個人的には、ボードショーツとタッパーで海に入れるうちは、まだ夏だと思っていました。
水温はまだ暖かく、晴れていれば9月末でもボードショーツとタッパーで入れる水温が続いていますが、9月末まで雨が続き、肌寒く気温も低め。
29日、ついにボードショーツを履かずにロンスプを着て海に入り、夏の終わりを感じました。
振り返れば、波はコンスタントにあり、良いコンディションで楽しめた日もありました。
それでも最後には、雨が多い印象に強く塗り替えられた2026年の夏。
そろそろ雨続きも終わって、秋晴れの清々しい空の下で、気持ちよくサーフィンしたいところですね。

