その男は、就職もせず、特別な技能も持たないまま、社会へと飛び出す。とある女性に出会い、燃えるような恋をしたのかどうかは分からないが、電撃結婚。家庭をもった男は、安定を求めたのかどうかはわからないが、ビジネスマンとなり、間もなく社長に大抜擢。しかしながら、ある日突然なんの前触れもなく、その社長という地位を捨て、未経験の工芸家の世界に飛び込み、人間国宝になることを目指すのであった。
年始に姪っ子とやった人生ゲームの中での私。
ここ数年、年始はお互いの実家に挨拶に行くのですが、甥っ子や姪っ子と遊ぶことがすっかりメインになっています。ナゾナゾ、動物かるた、乗り物かるた、UNO……etc.そこに今年から新規投入されたのが人生ゲーム。
『バナナの皮で転んで$40,000払う』『なぜか幻の名画を購入』人生ゲームでは、ありえないことがマス目に止まるたびに起きます。
『気象予報士資格を取得して突然転職』『鉄筋の下敷きになって大怪我をして1年半歩けなくなる』リアルな人生でも、想像もしなかったことが次々と起きます。
ハードだけどリアルな人生も結構面白いよ〜と。ゲームでは政治家になった今年小学生になる姪っ子に、心のなかでつぶやくのでした。