三輪予報士のウラナミ『Thailand in 15 years』

三輪予報士

三輪予報士
三輪予報士:事故による大怪我から、キックボクシング人生にサヨナラと告げる。2年間のリハビリ生活の後にサーフィンに出会う。刻々と変化する波の変化から、気象に興味を持ち気象予報士資格を3回目の試験にて取得。サーフィン・気象ともに日々精進中。

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15年ぶりにタイに行ってきました。
何故タイ?と思うかもしれませんが、キックボクシングをやっていた私にとって、タイという国は聖地。

大学生の時に通っていたジムには、選手兼トレーナーのタイ人がいました。普段は練習生たちのミットを持っているので、練習をしていないため、体もバッキバキというわけではありません。それでもたまに出る試合は、得意のヒジやヒザで相手選手をカットし、早いラウンドでのTKO勝利。おそらく練習不足でスタミナが落ち、そういうファイトスタイルが多かったのだと思いますが、さすがはムエタイの元ランカー、ミドルキックの綺麗さと破壊力は健在で、とにかく強かったです。

世界中のキックボクサーのほとんどがそうであるように、私も立技最強といわれているムエタイに憧れ、大学生の特権である長い春休みを利用し、本場であるタイを訪れたのが始まりでした。
ムエタイはもちろん、タイ料理・タイ人・タイの雰囲気にドップリはまってしまい、大学時代は1年間バイトで貯めたお金をつぎ込んで、春休みは毎年タイに行ってました。

そして、今年の夏季休暇にタイを再訪。バンコクは、高架線を近代的な電車が走り、地下鉄まで通っていて、中心部にはおしゃれなファッションビルが立ち並び、東京のどっかの街みたいな都会となっていました。トゥクトゥク(三輪タクシー)の直管の排気音が鳴り響き、今一交通ルールも分からないような、カオスという言葉がぴったりと合っていた街は、だいぶ整理整頓されていました。

タイも変わったけど自分も色々と変わったんだなぁなんて。横にいるのは、友達ではなく嫁さん。泊まっているのは、汚い安宿ではなく、まぁまぁちゃんとしたホテル。何度も通っているのは、ムエタイスタジアムではなくタイマッサージ。

久しぶりに訪れた異国の街角で、刺激的なトムヤムスープをすすりながら、15年間という月日の長さを実感したのでした。

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