〜〜〜 to Earn in 小笠原|MINのウラナミVol.359

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MIN/社畜暦23年/サーフ事業局所属/小笠原父島出身(実は湘南茅ヶ崎うまれ)/波乗り歴は30年以上/サーフィンと海以外の趣味は、仮想通貨、ガジェット、アクアリウムで、社内ではいわゆるオタ寄りな存在(?)
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こんにちは。現在、4年ぶりに地元の小笠原に帰省中のMINです。東京から約1,000kmも南にある小笠原諸島の父島は、交通手段は6日に一回の定期便しかなく、24時間の船旅とあって、世界でもっとも時間距離の遠い所と言われています。

今回の帰省で改めて、1,000kmってほんとに遠いなと実感しました。

というのも、今年に入ってから流行中のM2E(Move to Earn)をしていて、毎日のウォーキングの累計距離は約800kmとなっています。そうとうな距離を歩いてきたと思うのですが、それでもなお父島まで届かないのです。1,000km到達まで、あと2ヶ月近くかかりそうです。
 
 

外来種のグリーンアノール

さて、私が地元を離れてから25年近くが経つのですが、変わったことと変わってないこと、たくさんあります。

グリーンアノールという擬態するトカゲをご存知でしょうか? 小笠原諸島の自然生態系を脅かす外来種として認知されている方も多いかと思います。

このアノール、なかなかの愛嬌のあるトカゲで、わたしが子どものころはお土産Tシャツのデサインにつかわれるなど、当時はアイドル的な存在でした。かわいくてすばしっこいので、私も見つけては捕まえて、よく遊んだものです。

ところが、時代は変わって、世界自然遺産に登録される前後から、グリーンアノールは外来種としてすっかり悪者扱いされるようになってしまいました。

何十年もの間、この大自然の中に溶け込み、それを餌にしている絶滅危惧種の天然記念物もいたりするなど、もう、ほとんど現在の生態系の一部となっているような面もあります。しかし、在来生物の生存を脅かす外来生物であることに違いはなく、世界自然遺産の登録前後から自然保護を目的に駆除対象となってしまいました。
 
 

アノール捕って稼ぐ時代?

そんな中、一匹捕獲すると100円もらえるというような、駆除を目的とした事業も行われたことがありました。今風に言い換えると、まさに(get)Anoles2Earn=A2Eですね(笑)。想像してみてください。トカゲを一匹捕まえて100円の報酬です!

なんて少年心をくすぐる事業なんでしょ! もしも私の子どものころにそんな事業があったら、サーフボードを買うために夏休みは両目を「$」マークにして野山を歩き回っていたことと思います。まぁ、誰でもその事業に参加できるというわけではなかったようですが、下請事業者的にやっていた可能性が高そうです。

最近は、歩いて稼ぐ、運転して稼ぐ、寝て稼ぐ、健康になって稼ぐなど、 「〜〜〜 to Earn」が流行っていますが、アノール捕って稼ぐは斬新(笑)。トカゲを捕まえてお小遣いになるとか、はるか遠い昔に封印された少年心がくすぐられませんか?

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