こんにちは。最近、ずっと欲しかった刺身包丁をゲットしまして、サクになっているイナダやカツオ、マグロなどを買ってきては、刺し身にして晩酌を楽しんでいるMINです。安物の刺身包丁ではありますが、買ったばかりの包丁は、切れ味が良くてほんとうに気持ちがいいですよね!
さて、刺身といえば、冬はヒラメの刺身が美味しくなる季節ですが、先月10月1日に、千葉県いすみ市の大原漁港ではヒラメ釣りが解禁されました。大原漁港はイセエビの水揚げ量が多いことで有名ですが、冬は釣り人にとってはヒラメ釣りの方がメジャーかもしれません。
その大原漁港で11月3〜4日、恒例の「いすみ市沖釣りフェスタ」という釣り船に乗ってヒラメや真鯛、フグなどを釣りつつ、「港の朝市」で地元の美味しい水産物を食べられるというイベントが開催されました。僕と他のスタッフ3名とで、イベントのお手伝いと、実際に釣り船に乗ってヒラメ釣りをやってきました。
僕はヒラメ釣りは初心者ですので、船長さんやベテラン釣り師らに、ヒラメ釣りのイロハから教えていただきましたが、中でも、大原漁港ならではの印象的だった豆知識を備忘録としてこのウラナミに記しておこうと思います。
え? 先に釣果を報告しろと?
まぁ、そこはアレですので、いろいろ察していただければ幸いですwww
台風のあとは渋い
台風のあとは底荒れしてしまう(海底の水が濁ってしまう)ため、生き餌を泳がせてもヒラメの視界に入る範囲が狭いので、なかなか釣れない。釣るためにはいつも以上に広くたくさん探らなければならないそうです。
潮がめくれると釣れるようになる
南西風が吹くと海底の水が上の方に持ち上がり、海底の水がきれいになるので、再び釣果が上がりやすくなるそうです。このことを「潮がめくれる」と言っていたました。台風などで海が荒れたあとは、南西風がしっかりと吹くのを確認してから釣行(ちょうこう)すると良さそうです。
サメが釣れるときはヒラメは釣れない
サメが釣れるのは、海底の潮が動いていないからだそうで、そういう時はヒラメは釣れにくいそうです。実際、サメが釣れてる時はぜんぜん釣れていませんでした。
風が吹いている方が釣れやすい
船上からヒラメを釣る場合は、海底をあちこち探りながら釣るので、船が風に流されやすい状態の方が短時間で広く探れるため、ヒラメに遭遇しやすく釣果が上がりやすいそうです。なので、僕と同じ船に乗っていたベテラン釣り師は、風のことをとても気にされていて、下のような会話を耳にしました。
「台風のあとで底荒れしてるけど、きょうは風があるから何とか釣れるんじゃないか?」
「あしたは風が弱いから厳しいかもしれない」
そんな会話をされていたのが印象的でした。
南西風はサーファーにも釣り人にも重要
ところで、千葉は「南西風が吹き続くと水温が大きく変わる(夏は下がる、冬は上がる)」という定説があります。そのため、真夏でも車にシーガルを常備しておいたり、快適なサーフィンのためにあしたの風だけでなく、過去の風の情報の確認もとても重要なことです。
しかしながら、なぜ海水温が大きく変化するのか、僕の中でずっと疑問でした。今回の釣行でようやくスッキリです! 漁師さんが言う「潮がめくれる」というのがその理由だったのですね。
各地に足を運んだ時は、こういった地元ならではの豆知識にも耳を傾けると、それだけでその時間がもっと豊かになりますね。