☆加藤のウラナミ『コジレイさん』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

IMG_1897

波がない時は釣り

今年の太平洋岸の南うねりポイントは、全体的に波がないようです。(涙)
最近の湘南で、サーファ-のあいさつをかわす最初の言葉は『波ないね~!!!』でしたが、ようやく回復の兆しが見え始めてきましたので今後に期待したいです。(6/13現在)

さて、波がない時には釣り!?、という訳ではありませんが、波伝説の姉妹サイト『マリンウェザー海快晴』提供の30分間TV番組J-COM『釣魂(つりたま)』の収録で、伊東~初島周辺で船釣りをしてきました~。

良型のヒラメを釣ったコジレイさん

良型のヒラメを釣ったコジレイさん

さすがはコジレイさん

メインキャストは、レディースアングラーの草分け的存在のコジレイさんこと“児島玲子さん”です。
2日間ご一緒したコジレイさんの印象は、とてもチャーミングなことはもちろんですが、さばさばした性格でいて、番組内のコメントを語る時でも台本を見ることなく、一発でOKをもらうような優秀なアナウンサーのように頭の回転が速くてクレバーな方でした。

またスタミナもあり、釣りの収録中の集中力もすごくて、前半は彼女だけマダイが釣れなくて苦労していたものの、風が入って釣りづらくなった午後からは、1人しぶとくヒラメやマダイを釣りあげ、結局は船内の竿頭になっていたのでした。また、釣れないとみると仕掛けの工夫を怠らず、マダイ釣りの時に10mのハリスを12mに伸ばして見事釣り上げ、釣り船の須藤船長に『さすがだね~!!』とうならせていたほどです。

良型のカサゴを釣ったコジレイさん

良型のカサゴを釣ったコジレイさん

メンズのプロアングラーを入れても、彼女の釣りのレベルはかなり上位に位置するほどだと思います。デビューは某ビールのキャンペーンガールでしたが、その後にたまたま釣り番組に出演して釣りの道に入ったそうですが、最初は釣りのことがまったく分からず、釣り船の船長やアングラーからバカにされ、辛い思いをたくさんしてきたそうです。負けず嫌いの頑張り屋の性格で釣りが大好きになったコジレイさんは、その後は年間300日以上海や川に出て釣りに没頭したそうです。ここまで頑張れる努力と体力があって、今の地位を築いているのが本物であり素晴らしいと思いました。

彼女の長年の釣りキャリアとネットワークから、全国の釣り船の船長さんや漁師さん、そしてプロのアングラーのみならず、アマの方にも釣り仲間が大勢いらっしゃいます。
また、一回でもご一緒すると仲良くなれる彼女の気取らない性格も魅力の一つだと思います。

海も島もきれいな初島

海も島もきれいな初島

伊東の海は自然と魚が豊富

初日は、初島と伊東の磯の近くで、マダイ、イサキ、カサゴ、アオリイカなどの五目釣りを、以前にもコジレイさんが乗船して懇意の網代漁港水健丸の須藤船長にお願いしました。

伊東の海に精通している須藤船長のお陰で、釣果も撮影も順調

伊東の海に精通している須藤船長のお陰で、釣果も撮影も順調

網代港から少し沖に出ただけで、海の色がより鮮明に綺麗になり、その海の綺麗さと沖から見る伊豆の山々の美しさにとても感動しました。稜線まで緑の絨毯がひかれて自然が残されているからこそ、自然な森から生み出される養分が川から海に流れ込んで、伊東を含む伊豆の海の豊かな生態系を下支えしているのが良く分かりました。“森は海の恋人”とはとても良いコピーだと思います。

人生初めてマダイを釣る

人生初めてマダイを釣る

あっという間に初島近くのポイントに到着し、まずはコジレイさんの釣り仲間にマダイが釣れて、その次に私も50cm台のマダイを釣ることができました。
10mもの長いハリス(重りやコマセカゴから針までのラインのこと)を使うのは初めてでしたが、須藤船長が魚群探知機で魚のいる水深を35~45メートルなどと言ってくれるので、電動リールでその深さに仕掛けを落とし、竿を上げ下げすれば私のような素人でもマダイが釣れてしまうのです。
朝だけで、60~70cm級のまずまずのマダイが船内で6匹釣れ、その後ポイントを移動してイサキやタカベを30匹近く釣り、さらには真鶴道路のすぐ脇の磯に近いポイントで根魚を狙い、40cm級のメジナ数匹を筆頭にアカハタや良型のカサゴを10匹くらい釣って、初日の釣果の一部だけでも90リットルの大型クーラーボックスが釣れた魚で一杯になるほどでした。

初日の釣果の一部

初日の釣果の一部

須藤船長とコジレイさんらのお陰ですが、伊東周辺の魚の豊富さを改めて実感することができました。

クロマグロを釣るために

2日目は、釣りが好きで東京から伊東に移り住み、ペンション経営からスタートして、今では40歳の若さで旅館を3軒経営されて、伊東サンライズマリーナには大きなプレジャーボートを置いている猪狩(いがり)船長にお世話になりました。

オーシャンパラダイス号(手前が猪狩オーナー)

オーシャンパラダイス号(手前が猪狩オーナー)

猪狩船長はクロマグロ釣りにハマっていて、大島近海をホームとするものの、年に一度は青森県大間まで自分のプレジャーボートを一人で2日間かけて走らせて現地の港に船を一か月間置いて、その間に1~2度伊東に帰っては旅館経営を見つつ、大間周辺でクロマグロを狙って、実際に釣り上げて結果を残しているガッツあるアングラーです。ちなみに往復の船の油代は80万円もかかるそうですが、高額で取引されるクロマグロを実際に釣るので赤字になることはなく、また釣ったクロマグロは冷蔵or冷凍しておいて、自分の経営する旅館でお客さまにお出ししているそうです。

この操舵室からマグロがいそうなナブラや鳥山を見つける

この操舵室からマグロがいそうなナブラや鳥山を見つける

朝のうちは同マリーナ近くで根魚を釣りましたが、4人で中型のアカハタ2匹を筆頭に、25~30cm級の良型のカサゴを10匹以上釣りました。その後に、マリーナのすぐ沖で生きたイワシを餌にヒラメを狙いましたが、キロオーバーの70~80cm級のヒラメを5匹は釣ったと思います。その後もマダイなどが釣れたりしましたが、午後からは「マリンウェザー海快晴」の予想通り北東風が強まり納竿となりました。

二日間かけて釣った沢山の魚は、猪狩さんが経営する旅館『ほまれの光 水月(みづき) 』の板長さんに頼んで特別料理にしていただきました。お造りに始まり、煮つけ、てんぷら、焼き物、そして鯛ごはんと潮汁で締めさせていただき、本当に美味して心から感動しました。
J-COMの『釣魂(つりたま)』は、毎週土曜日17時からの30分間番組で、6月後半はご紹介した「伊豆釣行 Part2 伊東」です。釣りが好きな方は、ぜひご覧ください。(了)

facebook 釣魂紹介サイト
https://www.facebook.com/jcom.tsuritama/

最近の記事

関連する記事