世界中のサーファーが憧れる「レイキーピーク」入口のサイン
レイキーピークやその周辺のサーフポイントでは、一年を通して波はコンスタントにあり、乾季の時期(4~10月)は他のインドネシアのサーフポイントと同様に南極からのグランドスウェルが届いて大きなサイズになります。
ただし、日中にはオンショアが強まることが多くなるので、日の出前から午前10時くらいまでと午後4時半以降の夕まずめにサーフィンすることが多くなります。
ちなみに、レイキーピーク(Leftはスペシャルですが短いながらRightもあります)が4feet以上になってくると、ペリースコープ(Rのみ)が上級者向けとなるもののワールドクラスの波となってきます。その一方でうねりが弱い時にFunWaveとなるカブルストーン(水路を隔ててRとLあり)やナンガス(Lのみ)などのポイントは、ほぼクローズアウトしてしまいます。
湾の奥に位置するココナッツポイント(R&L)は、バリのマドウィーに似た頭~頭オーバーのメローな波を楽しむことができます。こちらに住んでいる遊君でさえも、ここでサーフィンしたのは今回が初めてだったそうで、二日目に遊君と私がココナッツポイントに入った時には最初ロコの少年と一緒に入りましたが途中で少年は海から上がってしまい、その後1時間以上我々二人だけでサーフィンしました。トロ厚いブレイクでライトは数十メートルしかライドできないものの、レフトは100m以上、サイズが大きくなると200m以上もカットバックを入れつつ当て込むこともできてロンググライドすることができます。
バイクを置いておく場所は漁師さんの敷地内ですが、10000ルピアでバイクの駐車とバイクのキーを預けることができるので安心です。
なお、12~3月まではサイズが落ち着き、風も強く吹くことがほとんどないので日本人の一般サーファーには十分楽しめるコンディションとなります。
その一方でサイズが落ち着くためにオーストラリアなどからのサーファーが減少して海が空くのも嬉しい要因となります。
Vol.1にも書きましたが、私の知る限り朝晩を中心に気候が涼しくて、さらに蚊が少ないのはインドネシアではかなりレアな場所だと思います。
また、管理者の大原遊君はかつての職業が寿司職人だったため、バリ島で経営していた「Seacret Garden」時代には江戸前寿司はもちろんのこと、美味しい料理が人気の一因にもなっていました。「HAPPY HOME」でも希望すれば朝昼晩の食事が頼めますので、ぜひ遊君または遊君の手ほどきを受けた奥さまのキキさんの美味しい手料理を堪能されてください。
日本からスンバワ島に飛ぶ航空便は、成田空港から午前11時のガルーダインドネシア航空(GA881便)でバリ島デンパサールに飛び、翌日午後3時50分発の国内線(LCCのWingAir、IW1826便)でスンバワ島のビマに飛ぶのがベターです。スンバワへの直行便は一日一便しかありませんが、少し料金が割高になるもののロンボク経由のフライトを利用する選択もあります。
私は、行きはバリデンパサール空港に到着後は国際線ターミナル内にある「NOBOTEL BALI NGURAH RAI AIRPORT HOTEL」に1泊しました。とても綺麗なホテルでレストランも小さなプールも完備していてツイン朝食付きで13,000円くらいでした。二人で利用しても料金はほとんど変わらないので、一人で利用するのは贅沢な感じでした。
帰りはターミナル2階にあるリーズナブルなカプセルホテル「PASSGO DIGITAL AIRPORT HOTEL」で、深夜のフライトまでの長い時間を過ごすことにしましたが、一階の国際線出口からすぐのエレベーターで2階に上がれば目の前がフロントなのでアクセスがとても良いです。大きな荷物はフロント横の倉庫に預かってくれるので、重くて大きなサーフボードケースやスーツケースなどの荷物の移動距離が短く、何よりも料金がリーズナブル(約4,000円)なのがお薦めの理由です。
いつもではないとは思いますが、午前9時台にチェックインしても「追加料金はサービスしておきます」と言ってくれたのも好印象でした。まあ防音については完ぺきではないので、近くのゲストの話し声やイビキなどで眠れない方は「NOBOTEL」をお薦めしますが、そちらはターミナル内の奥に位置していて多少移動する必要があるので、次回も一人での利用ならば行き帰りともに「PASSGO(カプセルホテル)」を利用するつもりです。
なお、帰りのデンパサール~成田便はフライトが深夜になるので、私は午前9時台にチェックインを済ませた後にタクシーでスミニャックまで行き、お土産や自分のサーフトランクスなどを購入したり、全身マッサージ1時間110,000rp(1円108rp換算で1018円)を受けたりして有効に時間を過ごすことにしました。
なお、デンパサール⇔ビマ便はプロペラ機のために荷室が狭く、もしもグループで多くのサーフボードケースを積み込もうとすると積み切らずに次の便に回される可能性があります。その時のサーファーの数にも依ると思いますが、一応頭に入れておいてください。
LCCなのでエアチケット代は安いものの、サーフボード1本につきボードチャージが50万ルピア※かかり(それまでは20万ルピア)、預け入れする荷物にも1kgごとに31,000ルピア※かかります。
※2023年7月末から大幅に値上げされた最新料金になります。(涙)
よって多くのサーファーはボードケースの中に多少の荷物を入れてます。ボードケースはサーフボードの本数のみでチャージされるので、荷物を上手にケース内に入れておくと費用を節約することができます。ちなみに機内持込荷物は15kgがMAXです。
7feet以上の板は載せられないと考えた方が良いので(過去に7’2の板を運んだ人はいるそう)、なるべく7feet以内にしてください。9feetのロングボードや8feetのスポンジボードのレンタルについては「HAPPY HOME」の問い合わせ先から大原遊君に相談してみてください。
波伝ハウスの予約やスンバワまでの航空券などの手配や問い合わせなどについては、日本国内での受付をお任せしたOMツアーにご相談してください。つづく。
波伝ハウスウェブサイト https://namidenhouse.hp.peraichi.com/sumbawa
OMツアー omtour@dateline.co.jp
電話 03-3454-3981