皆さま、だいぶ寒くなってきましたがお元気でしょうか?
早速ですが、皆さまは寒さや波予想などに波伝説の「気象情報」➡「天気図」の中の「寒気」予想図を活用されていますか?
寒気予想図とは、高層500hPa(上空約5300m)付近の天気図のことですが、気温から寒気の動きやその強さを予想して雷や突風、雹(ひょう)などの不安定現象や雪・大雪・冷え込みの目安にします。
冬期は、マイナス30℃以下となると雪になり、マイナス36℃以下になると大雪となる恐れがあります。スキー・スノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ方にとっては、パウダースノーの予想にも活用することができます。
春・夏・秋期に非常に冷たい空気が上空に入り込んでくると、「地上付近の暖かい空気は上に上がり」、「上空の冷たい空気は下に下がり」、大気は不安定な状態となって活発な対流活動が起こって積乱雲が発生し、大雨・雷・突風・降ひょうなどの現象となる可能性が高くなります。(波伝説の説明より)
湘南などでは、本州を吹き抜ける寒気による北西風が御前崎沖などから西風に変わって吹き続けると風波がサイズアップするので、その風波を予想するのにも活用することができます。
水色は上空5300mに-30℃以下の非常に冷たい空気が入ってきたことを表し、青色は-36℃以下、紺色は-42℃以下の寒気が入ってきたことを表します。
冬は地上天気図とともに寒気予想図もチェックされて、ぜひ波、雪、寒さ予想の参考に活用されてください。
さて、話は変わって私事で大変恐縮ですが、12月2日に65歳になりました。
先日、乗車した路線バスの終点で、乗客の中に20歳代の若いママさんが赤ちゃんを乗せたベビーカーを抱えてバスから降ろすのに大変そうだったのでサポートしてあげてました。「赤ちゃん、とても可愛いですね。僕にも4人の孫がいるんですよ。」とお伝えすると、「本当ですか?まだお若いのに….」と言われて素直に喜んだ自分がいました。笑笑
その翌日に地元自治体から届いた封書を開けてみると、「介護保険手帳」と小さなカードが同封されていました。
「介護保険手帳」は、私が介護を受ける時に使う健康保険手帳のようなもののようです。
65歳は、もしも身体に障害が発生したら介護保険を使って介護してもらえるということです。ガビーン!!! か・い・ご…….(涙)
そのうえ同封されていたカードの名前は、『福寿(ふくじゅ)カード』。ふ・く・じゅ…….
カードの説明書を読むと、県や市の施設、例えば県立金沢文庫とか円覚寺とかの利用料が無料か半額になるようです。要は65歳になられた方は高齢者入りされたのだから、その特典が得られますよ、的なカードのようです。
世界保険機構(WHO)では65歳以上の人を「高齢者」と定義していますが、日本では65~74歳までを「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と呼んでいるそうです。
ゆえに私の場合は「前期高齢者」入りをしたということです。(大粒の涙)
施設利用時の無料や割引は嬉しいですが、高齢者扱いされるのはとても悲しいです。
また、『福寿カード』というネーミングは、そのカードを持っていること自体はばかれる名前ではないでしょうか。
おそらく昭和時代に付けられたネーミングでしょうが、できれば「マイスターカード」、せめて「レジェンドカード」とかポジティブなネーミングに変えて欲しいものです。
今月初旬にフィリピンルソン島北西部にある某サーフキャンプに行ってきましたが、その目の前のポイントで一緒にサーフしたハワイアンサーファーは71歳の男性の方で、ミッドレングスを軽快に乗りこなしていました。
また、同行した日本人巨匠カメラマンのT氏は、ハワイアンサーファーよりも3歳年上の74歳ですが若手と変わらないくらいお元気で、ショートボードでデカい波から小さな波まで上手に乗りこなされ、私にとって憧れの存在でもあります。
その巨匠の年齢を聞いたハワイアンはとても驚くとともに、その後にはリスペクトする姿勢が感じられたくらいです。
そのハワイアンサーファーは、毎年フィリピンの離島にあるサーファーのいない幾つものサーフポイントを一人でサーフトリップしつづけているそうです。その場所を聞いたので、次回はぜひ訪れてみたいものです。
フィリピンの物価は日本の半分くらいなので、年金収入(厚生)だけでも贅沢をしなければ暮らせるはずです。そのうえで、フィリピンは食べ物が美味しくて治安が良く、地方のサーファーは優しくて、波乗りを楽しむには快適な国だと思います。
長期でサーフトリップする際に、ずっと一か所にステイするのも良いですが、そのハワイアンサーファーのように波の良いエリアをアバウトなスケジュールで巡るのはとても楽しく有意義であり、それこそが高齢者サーファーにとっての『福寿(カード)』だと思います。
私も「初動負荷トレーニング®」を続けて健康をキープして、いつまでも介護保険のお世話にはならず、海と雪山でそのような「福寿」をエンジョイしつづけられればと願っております。 (了)