『スンバワで「夢をグライドする」 Vol.2』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

ガルーダインドネシア航空機の少ないデンパサール空港 (2)

ガルーダインドネシア航空機の少ないデンパサール空港

ANAのオーバーサイズ荷物(ボードケース)の規定に注意
まだ日本⇔インドネシアを行き来する日本人やインドネシア人の観光客が少ないために、ダイレクトにバリ島には飛んでいず、また我々が乗ろうと予約していたガルーダインドネシア航空機はANAとのコードシェア便に変更になっていました。

ガルーダ航空に払ったチケット代は変わりませんし、CAは日本人なので安心でしたが、搭乗に際して問題が発生してしまいました。
私のボートケースはANAのオーバーサイズ荷物規定の、長さ+高さ+奥行の合計が292cm以内に収まったのですが、安井さんの板は長いガンが1本入っていためその基準を超えてしまったため、2万円の超過料金が発生してしまったのでした。事前にOMツアーの丹野社長からは、コードシェア便となるのでANA規定が適用されると安井さんには連絡が入っていたそうですが、まさか2万円も取られるとは……

ガルーダ航空の場合には、3辺の和が300cm以内とANAよりも多少緩いため、安井さんの板はセーフ(無料)になった可能性がありますが、ANAの職員は頑として有料2万円を主張します。我々はガルーダ航空を申し込んだのに、結局ANAの規定が適用されることに納得は行きませんでしたが、出発時刻が迫ってきたので仕方なく安井さんは払うことになりました。

しかし、帰りもガルーダ便ではなく、ANAとのコートシェア便になったため、結局安井さんは帰りも290万ルピア(110円換算で26,363円)を払わされることになりました。往復で46,363円!!!

安井さん曰く、初めからこんなにオーバーサイズ料金がかかると分かっていれば、長い方のガンは持ち込まなかったのに……(大粒の涙)
本当に気の毒でなりませんでしたが、これからインドネシアに行かれる方は、ガルーダ便を予約していても乗客が少ないためにANA便に振り替えられる可能性を前提に、ANAの基準以内(荷物総重量46kg、そのうちでボードケースは3辺の和は292cm以内)にしておくことをお勧めします。

ちなみにガルーダ航空では、荷物の総重量46kgとは別にボードケースの3辺の和が300cm以内で23kgまで無料です。(合計69kg)
ANAとの差はかなり大きいので、早くガルーダ航空がデンバーサールへの直行便を飛ばしてくれることを節に願っています。あくまでも噂ですが9月下旬になるらしいとの情報が入ってきています。あくまでも噂ですが……

二番目の問題はまたしても空港でした。
ガルーダインドネシア航空が、未だ日本からバリ島(デンパサール)に直行便を飛ばしていないため、今回我々がスンバワ島に行くには、羽田⇔ジャカルタ(1泊)⇔デンパサール⇔スンバワ島リマと、3回飛行機を乗り継がねばなりませんでした。しかも往復ともにジャカルタで荷物をピックアップしなければなりませんでした。というのは、従来は当日中のトランジットだと荷物がスルーされて、空港近くの街にてぶらで繰り出すことが出来たのですが、規定が変わってトランジット時間が5時間以上あると、一旦荷物を受け取らねばならなくなったのです。

各国の国内線は便数が戻ったとはいえ、まだ国際便はその数が少なく、トランジットに5時間以上あくのは仕方がありません。ボードケースなど大きな荷物を抱えるサーファーにとっては、荷物のピックアップは大きな負担となります。行きはジャカルタでホテルステイだったので荷物のピックアップは仕方ないとしても、帰りの当日中のトランジットでも5時間以上空いていたために重たい大きな荷物をピックアップしてターミナル内を移動しなければなりませんでした。(涙)

皆さまが飛行機を乗り継ぐ場合には、なるべくトランジットタイムが5時間以内になるように計画されるべきですが、今は便数自体が少ない以上困難な場合が多そうです。
よって、年に何度もインドネシアにトリップしようとしている方は、現地のホテルや友人に板を預けておくこともありだと思います。

三度目の問題はスンバワ到着時でした。
スンバワのリマ空港からレイキーピークには、本来は車で2時間くらいで着くのですが、その時のドライバーは敬虔なイスラム教徒だったため、夜間に二回行う礼拝(1日合計4回)を途中のモスク(寺院)で行ったために、3時間くらいかかって深夜にようやく到着することができたのでした。(涙)

レイキーピークを望むオーシャンサイドに立つAMANGATI HOTEL

レイキーピークを望むオーシャンサイドに立つAMANGATI HOTEL

スンバワ島では古い商慣習が残っていて、空港から人を運ぶタクシーなどは地域のタクシー協会に所属していなければならず、料金が一律なので(片道1台80万ルピア)悪質ドライバーに料金を吹っ掛けられることはないものの競争意識が働かないため、上記のように一度の礼拝は仕方ないものの、二回目はお客さまを目的地に届けてから行えば良いものの、お客さまへのサービスは二の次になってしまうようでした。つづく。

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