☆加藤のウラナミ『2019 ISA World Surfing Games』

☆加藤

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会社の創業者兼代表です。 波乗りと海と雪山が大好きなサーファーです。 地球温暖化による悪影響は、アウトドアをフィールドにするサーファーや釣り人、またバックカントリーを楽しむパウダー愛好家にとっても、ここ10年は加速度的に環境が悪化していると思います。 我々は高精細な気象情報・海象情報を提供し、海を安全安心に過ごして頂けるサポート役でしたが、今後はもっと大きなテーマを考えねばならないと強く感じています。 微力ながら、年々悪化している豪雨、暴風、高波浪、洪水、高潮などに対して、事前に予報して災害による被害や事故を少しでも減らせるよう精進して参りたいと思います。 一方、初動負荷トレーニング®の指導提携施設を湘南辻堂と横浜東戸塚で運営していますが、気象と健康とで関わり方は異なるものの、地域住民の幸せづくりに貢献する仕事に変わりはありません。しかも日々会員さまのスマイルを直接見れることで、我々の方が逆に元気を頂ける素敵なお仕事に感謝しかありません。前期高齢者の自分が今もアクティブに活動できるのは初動負荷トレーニング®の賜物です。 個人的には、サーフトリップや雪山のコラムが多くなりますが、素晴らしい自然環境の恵みを享受する喜びを少しでも皆さまにお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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やあ〜、あらゆる面で、ものすごく盛り上った素晴らしい大会でしたね。

ファイナルデイに木崎浜を埋め尽くした1万8000人の大ギャラリーは、まだまだ日本のサーフィン界に大きなポテンシャルがあることを世界中に発信できたと思います。
それにしても1万8000人の大ギャラリーは、九州中のサーファーが集結したような大変な盛り上がりでしたね!!!

そして、何と言っても“村上舜”選手の大活躍にはしびれちゃいました〜!
もの凄いスピードとそのスピードから繰り出される技の切れとスプレーの高さ、ワイプアウトの少なさ、波の選択、どれをとってもWT選手にまったく負けていなかったと思います。

リパチャージR12では、村上舜選手が優先権を持っていた時に、キング・ケリーをリスペクトして、バックサイドとなるライトの波に自分が行って、レフトの波をケリーに譲ったあたりは、風格と自信すら感じさせられる素晴らしいシーンであり、見ていて心から感動しました。

世界のトップ選手と互角に戦って、その実力を世界に知らしめた村上舜選手
世界のトップ選手と互角に戦い、その高い実力を世界に知らしめた村上舜選手のキレキレのアクション

 

グランドファイナルが開催された9月15日(日)は、ちょうど2020年東京オリンピックのマラソン出場の男女2枠を争ったマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)大会が東京五輪と同じコースで朝から開催され、スマホではWorld Surfhng Gamesを見て、TVではMGCと、二つの大イベントに夢中になっていた方も多かったのではないでしょうか?かく言う私もその一人です。

 

オリンピックの追加種目として、2020年東京五輪から認められたサーフィン!

次の2024年パリ五輪でも追加種目として認められたのは、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミング、そして新たに加わるブレイクダンスだけです。(正式決定は2021年12月開催のIOC理事会で)

 

まだ最終確定していないものの、2020年東京五輪に日本代表として選ばれるのは、男子は、現在WT7位で年間ランク10位以内に入れそうなカノア五十嵐選手に加えて、今回のWGで見事4位を獲得した村上舜選手が加わりそうです。女子は、今回のWG15位の松田詩野選手が最有力候補となりました。

来年5月に行われるWGの日本人の結果次第で、日本の代表選手が最終決定します。

大観衆とカノア五十嵐選手
大観衆とカノア五十嵐選手

先に、2020年東京五輪のチケットの抽選がありましたが、ほとんどの方が当たらなかった中で、私は2020.7.26(日)開催の2020東京五輪のサーフィンのチケットが4名分当たりました。
その日に波が悪くて大会が開催されないリスクがあるのでどうなるかは分かりませんが、今回のWGの日本人の活躍を見て、今から観戦がとても楽しみになってきました。

 

2020年東京五輪の開催まで1年を切り、WG大会の大成功を受けて、日本のサーフィン界もようやく盛り上がり始めてきた感じです。

 

台風15号の甚大な被害が続く千葉南などを思うといたたまれない気持ちにはなりますが、3.11の時にサーフィンを自粛していた我々に対して、被災者のサーファーからは、「俺たちが元気になってサーフィンをしたい時にしづらくなるから、元気な地域のサーファーはいつものようにサーフィンを楽しんで欲しい」というメッセージが寄せられました。
よって、今後の台風スウェルのひと波・ひと波を大切にサーフするとともに、2020年東京五輪におけるサーフィンの開催は日本のみならず世界のサーフィン界が大きく羽ばたくチャンスになるはずなので、弊社としても少しでも盛り上がるように微力ながら協力して参りたいと考えています。(了)

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