野生動物は、なぜ筋トレをしなくても俊敏な動きができるのか?
前々回のウラナミで、今年1月から可動域を広げる茅ケ崎のジムに通って、30年ぶりに真剣にトレーニングしていることを皆さまにお伝えしました。
まだ、半年程度のトレーニングの成果ですが、すでに肩甲骨回りなどの可動域が広がり、パドリングがスムーズかつタフになってきていることを実感しています。
ただし、肝心なサーフィンの向上はまだまだですが…(泣)
残念なことに、通い始めたジムは都合により4月末で閉鎖となってしまいました。
これからのトレーニングをどうしようかな?と悩んでいたところ、ちょうど5月から横浜駅西口の近くに、マリナーズのイチロー選手が長年トレーニングしていることでも有名な、以前から自分も強く興味があった初動負荷トレーニングのジム『ワールドウィング横浜(以下WW)』が開設されたため、早速入会することにしました。
数年前にWWのマシンは大幅な改善・改良が加えられて、日本のみならず世界の特許を取得した、特別なカムを組み込んだ画期的なマシンに進化しました。
確かにWWの最新のマシンを使うと、その動きは三次元でありながら、とてもスムーズかつスピーディーで、負荷をあまり感じることなく可動域が広がり、しなやかな強いボディーが作られていく感触があります。
初動負荷マシンでトレーニングするだけでサーフィンが上達する訳ではもちろんありません。上体と下肢を連動させながら、疲労することなく可動域が広がって鞭(ムチ)のようなしなやかな筋肉がついた、ケガのしづらい強靭な身体をつくるのが目的です。
攻走守ともに類まれな能力を発揮するイチロー選手の場合は、マリナーズ本拠地のセーフィコフィールドのダグアウト裏はもちろんのこと、自宅(日本の実家にもあるそう)にもこの初動負荷マシンが設置されていて、毎日やらない日は無いというよりも、暇さえあればマシンに触れていると、イチロー選手を特集したアメリカで最も著名なメディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記者が驚きながら書き綴っています。また、イチロー選手の勧めで、故障の多かったダルビッシュ投手も自宅にこのマシンを置いて日々取り組んでいるそうです。これから故障が少なくなって活躍するかもしれませんね。つづく。