☆加藤のウラナミ『神さまとの対談を終えて』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

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それは、まるで初めてのデートに向かう男子中学生のようでした。
サーフィンの神さま“Gerry Lopez”氏へのインタビューに向かうために、午後3時の待ち合わせ予定が先方の都合で30分早くなり、慌てて電車に乗り込みました。
電車の中でインタビュー内容のペーパーを確認しながら、『これで大丈夫かな~?』と心中は穏やかではなく、ソワソワ、ドキドキ…
『歯を磨いてはきたけれど、口臭は大丈夫かな~』、『そうだ、コンビニに駆け込んでもう一度歯磨きをしよう。ちょうどマウススプレーも切らしたので買わなくっちゃ~…』
駅前のコンビニに飛び込んで、トラベル用の歯磨きセット、マウススプレー、整髪用のワックス、それにブラシまで買い込み、トイレ内で、歯磨きをゴシゴシ、マウススプレーをプシュブシュ、髪をブラシでサッと整え、ワックスで軽~くまとめてやっと終了。
その時に…
ドアがガラガラと開いて、若い女性の顔が少し覗き、『あっ、ごめんなさ~い…!?』
慌てて自分がトイレに駆け込んだので、トイレのカギを掛けるのを忘れていたのです。(涙)
すぐにトイレから出て、外で待っていた女性に、『失礼いたしました。』と冷静に挨拶しつつも、顔は赤面していたはずで、足早に脱出したのでした~!!
まったくアホでしょ!!!(笑)
『何やっているんだよ~!!!しっかりしろよ、カトちゃん!!!』
自分にそう言い聞かせ、この事件?によって、すっかりアイスブレイクができて冷静さを取り戻したのか、ジェリーさんとのインタビューはスムーズに進みそうでした…が、そんなに世の中は甘くはありませんでした。
最初に、ジェリーさんにご挨拶して、今回の来日の目的の一つでもある、著書の『SURF IS WHERE YOU FIND IT』のご紹介をお願いしたら、『10歳でサーフィンをはじめ、19歳でYOGAに出会い、その両方が人生に掛け替えのないものとなり、1950年代のサーファーの様子から“Keep Paddling”の意味まで…』、ジェリーさんはゆったりではありましたが、話が終わることはなく延々と続き、1時間の持ち時間のうち、40分以上話を続けられたと思います。(汗)
話の内容はとっても興味あることだし、用意していたその後の質問にも関わる内容もあるのでそれで良さそうなものの、このまま時間切れになってしまったらインタビュアーとしては失格だなぁ~と焦っていたら、パタゴニアの担当の方が助け船を出してくださり、ようやく次の質問に移ることができたのでした。(大汗)

今回最も感動したお話は、SURFINGとYOGAの関係についてです。
私はSURFINGのためのYOGAであり、YOGAはストレッチの上級版のように考えていましたが、ジェリーさんにとっては双方ともにニュートラルな関係であり、『サーフィンがYOGAを強くし、YOGAがサーフィンを強くする』の説明を受けた時には、正直ハッとさせられました。

波伝説インタビュー記事
https://www.namidensetsu.com/news/namidensetsu/113005

サーフィンのために、また人生をより充実したものにするために、心身、そして呼吸をコントロールするためのYOGAや瞑想(メディテーション)の効用を教わりました。
決してストレッチの上級版ではなく、もっと人生に大きな影響を与える楽しみのようなもののようです。
インタビューの翌週から、早速知人が行っているYOGA教室に入れてもらいましたが、身体が固い自分でも続けられそうな、身体のほぐれや整体される心地よさを感じ、また呼吸をコントロールすることの難しさを学びました。まだ、テケテケ状態ですが、“Keep Paddling”、しばらくは続けていこうと思っています。(了)

 

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