
このウラナミを書いているのは2026年7月25日です。現時点で「越境台風」が発生しそうになっています。
越境台風とは、太平洋で発生する熱帯低気圧のうち、日本の気象庁が観測対象とする範囲以外(ハワイの南海上など)で発生した熱帯低気圧(ハリケーンやサイクロンなど)が、日付変更線を西へ越えて気象庁の担当区域に入ったことで、「台風」と分類されるようになったものの俗称です。
具体的には、
●東太平洋でハリケーンとして発生
●西へ進んで東経180度(国際日付変更線付近)を越える
●北西太平洋に入った時点で、台風の基準(最大風速17.2m/s以上)
の条件を満たしていれば「越境台風」となります。
さて、この越境台風ですが、ハリケーンの時点で発達しており、台風へと名前が変わった時点で強い勢力や非常に強い勢力になっていることがあります。また、ハリケーンの時点では台風情報としては発表されておらず、突然に「大型で非常に強い台風が発生」と伝えられるということもありえます。
過去には日本にも上陸した「越境台風」があります。
最新のものは、平成27年の台風第12号となります。一時的に熱帯低気圧にまで弱まってから再び台風に発達した復活台風でもあり、最も西に進んだ越境台風でもあります。最盛期には、中心気圧は955hPa、最大風速40m/sとなって日本の南を西進し続けました。沖縄県南大東村南大東では、最大瞬間風速43.7m/sを観測しています。

サーフィンに関しては、もっとも影響が大きかったのは、平成18年の台風第12号です。ハリケーン・イオケという名前をおぼえている方もいらっしゃるのではないでしょうか。アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC)が使用している台風の階級ではもっとも強いカテゴリー5のスーパー・タイフーンとなりました。中心気圧は920hpaで、最大風速は140kt(70m/s)を観測しました!この台風は南鳥島を直撃し、地上の施設や観測機器が破壊されました。復旧まで相当日数を要したとのことです。また、台風が接近したウェーク島でも大きな被害がありました。このハリケーン・イオケは日本の太平洋側沿岸に強烈な東寄りのうねりをもたらし、日本の各地の東うねりを拾う所ではビッグウェイブが炸裂しました。(著作権の関係で、ここには画像が載せられません。興味のある方は、「イオケ」、「サーフィン」等でネット検索してみてください)

越境台風が発生すると、台風発生(台風へと名称が変更)と同時に、いきなりうねりが届く、ということもあるので、気象情報・予想天気図・概況等をしっかりと確認するようにしておきましょう。
