唐澤予報士のウラナミ『今年も最高だった! でも……』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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今年も最高でした。それは雪。

今シーズンも何回か出身地である北海道にスノートリップに行ってきました。先々シーズンには30年ぶりにスキーに復活したのですが、今シーズンはほぼスノーボード。本州の山も悪くはないのですが、地形を知り尽くしている山があり、安定して雪が良い北海道が、やっぱり最高。十年に一度と言われるような最強寒波が入ったこともあり、北海道に行っていた間は良い雪に恵まれた日が多かったです。面ツル・ヒザパウ(誰もまだ滑っていないで30cmほどの新雪が積もった状態)を味わえた日も数日あり、最高の日を過ごさせてもらいました!
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しかし、タイトルにある「でも……」ですが、それは何かというと、人の多さとお金。先シーズンや先々シーズンはコロナ禍で外国から訪れる人がほとんどいなかったので空いており、日によっては夕方までパウダーを楽しめる日や山もあったのですが、今シーズンは一気にインバウンドが増加! 大好きで25年以上通い続けているゲレンデがあるのですが、そこに来ていた客の約8割は外国の方。

十年くらい前までは、ニセコなどに訪れる外国人はオージーがほとんどだったものの、コロナ禍を挟んでのこの数年はヨーロッパやアメリカなどから来る人も増えています。アルプスのあるヨーロッパや、ウィスラー・ブラッコムのある北米の人がなぜわざわざ時間をかけてまで日本に滑りにくるのかというと、それは雪が良いからというのもあるけど、「安い」からです。欧米のスノーリゾートと比べると、日本は宿泊費・リフト代・食費などが圧倒的に安く、飛行機の料金を含めても日本に来た方が安上がりなのだそうです。

そんな「安い」日本であっても、燃料費・電気代なども含めて物価が上がっており、外国からのお客さんが増えたために、今シーズンはリフト代や宿泊料金が軒並み高騰! なので、一日券を購入した日は、営業時間の最初から最後まで滑ることが多くなりました。一番滑った日は、リフトやゴンドラによる移動も含めて100km超! そんな日は脚がパンパンになり、最後はヘロヘロ状態。

もう暖かくなってきてパウダースノーはなかなか期待できなくなってきたので、今シーズンの雪山はほぼ終了。海とランニング(と仕事と家事)の日々に戻ります。

ということで、来シーズンは、混雑や宿泊料金はしょうがないにしても、物価高騰が落ち着いてリフト代が元に戻ることを切に願います!

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