上條将美のウラナミ『今だからできること』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

ボード写真

こんにちは、上條将美です。

緊急事態宣言が解除されたものの、まだ県外への移動には慎重になる必要があり、コロナ以前のようにサーフィンやトリップはできないですが、少しずつ光は見え始めてきましたね。

 

さて、この期間だからこそできることもありますよね。前回のウラナミで書かせていただいた、陸上でできるトレーニングによる筋力アップ、ストレッチなどによる柔軟性アップ。サーフィンの動画を使ったイメージトレーニングやアクションのコツのインプットなど。

 

また、サーフボードについても触れましたが、今はサーフショップの方やシェイパーにサーフボードの相談をじっくりするチャンスでもありますよね。

自分もこの期間にシェイパーと連絡、相談を重ね、今までのモデルをさらにチューンアップさせるように努めました。

 

そのうえで、2本のタイプの違うサーフボードを作ってもらいました。ボードのサイズは、オールラウンド用の5’8 X 19 1/8 X 2 7/16。今までのボードとの違いがわかりやすいように前回、前々回に作ってもらったボードと同じサイズです。

改良点としては、 ボトムターンから波のトップに行くときに、より鋭角に攻めやすいように前足と後ろ足の間辺りからのアウトラインを少し細くする。前足のコンケーブをやや浅くし、それに合わせてロッカーを調整。レールのボリュームの落とし方などです。

 

サーフボードはミリ単位の変化で乗り心地が大きく変わるとてもデリケートなものです。

その分、長さ、幅、厚さ、テールの形、レールの形状、ロッカー、コンケーブなど、それぞれのバランスや組み合わせも含め、違いや可能性は無限大と言っても過言ではありません。

 

すぐにサーフボードをゲットできるタイミングではなくても、色々な種類やサイズ、特徴のサーフボードがありますので、ぜひ、次の機会のためにサーフボードのイメージや知識を高めておきましょう。

また、タイミングが来たら、地元のサーフショップをケア・フォローしましょう。

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