服部予報士のウラナミ『国政選挙とAKB総選挙』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

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少し古い話題となりますが、2016年7月10日に第24回参議院議員通常選挙が実施されました。選挙権年齢が18歳に引き下げられてから初めての選挙となり、投票率は前回3年前の参院選に比べて2.09ポイント上回る54.70%で終えました。

前回より投票率が上がったとは言え、1998年の58.84%以降57%前後で推移してきたところ、前回の2013年は52.61%に低下したうえでの2.09ポイント上昇という状況でした。この数字に対して投票率が低いか高いかは意見分かれるところかもしれません。

ところで突然ですが、同じ「選挙」という点では「AKB総選挙」がありますよね。
2009年の第一回に総選挙が行われ総投票数は約6万票でスタートし、直近の2016年6月18日の第8回は325万5400票にまで成長した、一種の社会現象とも言える選挙かもしれません。しかしながら、第7回の選挙と比較すると総投票数は3万余り減少しましたが。

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さて、今後の総票数の推移がどうなるかはわかりませんし、決して同じ土俵で語れるとも思いませんが、「どうしたら投票率を上げられるか?」という事を考えるうえで、AKB総選挙から参考にできることがあるのではないか?と思いを巡らせてみました。

同じように考える人は多いようで、インターネットで検索すると、結構ヒットします…

諦めモード、他人事のように感じている政治を、いかにして「自分事」にするか?

AKB総選挙では、メンバーは動画や紙面などを通して自己PRをし、握手会でファンとの距離を縮めています。ファンは、自分が応援するメンバーの順位を高めようと、投票という形で支えるという構図があります。投票することでメンバーの順位が上がり、上位になれば、次の新曲を歌うときにメンバーがより前面に位置できる。それはメンバーにとっても、ファンにとっても喜びであり、ともに同じ目的を達成するために選挙が存在します。

国政選挙においても、自分の投じる一票がどういう意味があるのか?それを政党なり候補者なりマスコミが、よりわかりやすく伝え、「選挙?なんだか行っても意味なさそうだし、無駄だから行かない」という空気を変えてあげる必要がある気がします。投票する側も、それなりに学ぼうという意識は大切なんでしょうが、その意識に持ち上げるまでの「きっかけ作り」は必要なのかもしれません。そして政治に参加する=選挙することで、普段の暮らしが良い方向に変わっているという実感、もしくは変わったことをわかりやすく表現なり伝達してゆけたら、次は「継続」に繋がるなど、何か変化が起きるのかもしれませんね。

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