服部予報士のウラナミ『桜のあとは柏』

服部予報士

服部予報士
服部予報士 サーフレジェンド所属気象予報士、防災士。 小学校の理科の授業で天気に興味を持ち、大学は海洋気象を専攻。 TV・ラジオでの気象解説や、古民家イタリアレストランの店長などの経験を持つ。 「天気と海、旬の食材と話題を通して季節の移ろいを感じられる」ことを ライフワークとして、メッセージを伝えてゆきたいと思います。

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55日はこどもの日。端午の節句ですね。

前回のウラナミは4月で桜の時期を目前に「桜餅」でしたので、今回は「柏餅」にしてみました。
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とは言ったものの、実は柏餅をじっくり調べたことがありませんでしたので知識が乏しく、個人的には「へぇー」なのですが、皆さんにとっては「知ってて当然」みたいなことがあるかもしれません。

さて、そもそも端午の節句に柏餅を食べるようになったのは、江戸時代のころなのだそうです。

お皿の代わりともなっている「柏」は、新芽が出てくるまで古い葉っぱが落ちないというところから「家系が絶えることなく、子孫繁栄」の縁起担ぎとして用いられるようになったそうです。

もっとも私としては端午の節句は「ちまき」の方が馴染み深く、こちらは奈良~平安時代に、中国から都のあった近畿へと伝来した習慣とのことです。

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そのような背景もあって、大雑把ではありますが、日本の西は「ちまき」、東は「柏餅」といった分布の様です。

さて、柏餅についてさらに調べてみると、こし餡の他に”味噌餡”ってあるんですね。そして、柏の葉っぱの包み方…お餅に触れる側に葉の表が来るか、裏が来るか…によって、中身の餡が異なるとのこと。

早速最寄りのスーパーに行って特売となっていた柏餅を購入、2種の餡は確認できたものの柏葉はともに同じ巻き方で、確信にたどり着くことは出来ませんでした。ご存じの方おられますか?

柏の気持ち、裏も表も分からぬままに餡中模索…お粗末さま。

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