人気店の「山女」は開店前から50人ほどの行列が出来るお店です 。

毎年この時期になると福島県に餃子を食べに行くのが恒例行事になっています。
今年は妻に娘も加わり三人旅となりました。昼前に自宅を出発、東京駅から東北新幹線「やまびこ」に乗ると、午後3時過ぎには福島駅に到着しました。駅前のホテルにチェックインを済ませ、餃子グルメマップを片手に駅周辺の散策へと出かけました。

実はお店を決めるのに迷った結果、狙ったお店に並んでいたのに満席で店主にお断りされるというハプニングに見舞われてしまいました。「餃子を食べまくる」という目的だったのに、滑り出しで失敗です。

あわてて次のお店に向かったのですが、開店30分前というのにここも長蛇の列です。どうやらほとんどのお店が夕方の開店なので、連休という事もあり人気店にはどうしても行列ができてしまうそうです。

三年ほど前はこんなに行列はなかったのに、今や全国区となるほど有名になってしまったのはなぜでしょうか？
宇都宮ほど餃子を前面に押し出しているわけではない福島の円盤餃子ですが、きっとテレビなどで特番が組まれたのかもしれません。そういえばみんなSNSやインスタにアップするので写真は絶対に撮っていましたね。

円盤餃子が3皿。たしかにインスタ映えしますね！

小一時間ほど待ち、2階の和室に通されました。
ビールと焼き餃子に水餃子も注文すると、10分ほどでこんがりキツネ色の円盤餃子が登場しました。
アツアツをほおばると餡(あん)の肉汁がほとばしります。たまらない美味しさに大満足です。
うっかり写真を撮り忘れた水餃子は、のど越しが良くスルスルペロッと、まるで飲物のようです。
我慢して並んだかいがありました。

まだ外には行列が続いているので食後の長居は禁物です。今夜の福島の気温は10度にも満たないし、風が強いこともあって、体感温度は相当キビシイものがありましょう。さっさと席を譲るのは暗黙のルールですね。

しかし、外に出ても午後8時前と時間が早いので、2件目にチャレンジです。
最初に並んだお店にもう一度行ってみたのですが、すでに売り切れてしまったようで閉店の案内が出ていました。他のお店にも行ってみましたが、どこもメジャーな人気店は看板の照明が消えて同じようでした。出足が勝負でしたね。

そこで今回初チャレンジしたのが、夜遅くまで対応が可能な居酒屋メニューの円盤餃子です。

スナック街にあったお店です。

赤ちょうちん系の飲み屋さんなので、家族連れでお店に入るにはビミョーな感がありました。
他にお客さんもいなかったので、ここは何事も経験です。注文するとその場で包んでくれて焼き上げてくれました。
この道30年というベテラン女将が造ってくれたのが「変わり餃子のミックス」でした。おふくろの味といったところでしょうか。酔客(すいきゃく)の〆の一皿といったところでしょうか。

ミックス餃子はカレー、エビ、ヨモギ、大葉、普通の5種類。
チョット焼きすぎてしまったのはご愛嬌かな。

福島の円盤餃子の旅は、毎回新しい発見があるので今後も続けていきたいですね。
ごちそうさまでした。

Byハンマー