前回の続きです。
初日からハードなコンディションとなりましたが、うねりが強ければ、ゴールデンゲートブリッジ下のフォートポイントでサーフィンができるという事前の情報がありました。
また、地元の先輩や友達にサンフランシスコに行くことを伝えると、だいたいその話になっていたので、ゴールデンゲートブリッジの下でサーフィンすることは、このトリップの目的の1つでもありました。
そして、トリップ2日目はバスを2回乗り継ぎ、念願のフォートポイントへ行ってきました。サーファーも数名入っており、観光客もたくさんいました。
波は厚いレフトブレイクで、この日のサイズはオーバーヘッドくらい。アウトから割れるドセットに乗らないとロングライドできず、初めてのポイントだったため色々と恐縮して、あまりイイ波には乗れませんでしたが、前日のハードなコンディションに比べれば全然マシで、素晴らしいロケーションのもと大満足でした。
その後、オーシャンビーチは、落ち着き始め、頭くらいのファンウェイブ。いたる所でライト・レフトともロングショルダーの良い波が割れ、ちょうど三連休の週末とも重なり、ビーチにはサーファーだけでなく、たくさんの人々が集まっていました。



宿の目の前で、存分にサーフィンできる楽しい日々はあっという間に過ぎ去り、帰国が迫ってきました。そして、またしてもサイズアップして風も入り、オーシャンビーチはイマイチになりました。
そこで、パシフィカというポイントに行くことに。バスを3回乗り継ぎ、待ち時間も含めて約2時間ほどの道のりです。
初日は、腰腹セット胸くらいのファンなコンディション。ボトムはサンドとロックのミックスで、ライト・レフトともしっかりと形にはなっていますが、メローな波質で、ロングボーダーがたくさん集まっていました。本場カリフォルニアのスタイリッシュなロングボーダーがたくさんいましたが、荷物をビーチに置いてのサーフィンだったため、カメラを持っていかず、写真に残すことはできませんでした。
翌日も、パシフィカへ行きましたが、今度はさらにサイズアップして肩~頭オーバーの大味なコンディション・・・。
テレビのニュースでは、エルニーニョによって起こる大波の影響で、崖崩れが起きていると伝えるほどでした。ファンウェイブを求めて行った今回のトリップでしたが、この冬はビッグウェイブの当たり年となってしまいました。それでも、この楽しかった思い出は、一人旅といえど忘れることはできません。
普段の生活に戻ると、些細(ささい)なことをついつい気にしてしまうことがありますが、アメリカの広大な土地のように広い心を持ち、オーシャンビーチの強い波のように、心身ともにタフに生きていきたいと思っています。