前から行ってみたいと思っていたアフリカ。
縁があり、ケニアに行ってきました。
ケニアと言えば、マラソンやマサイ族、サファリなど。
たまたま日本で知り合ったステイシーさんは、ケニアの沿岸部モンバサ出身です。移り住んだヨーロピアンがサーフィンをしているのを見かけたことがあるそうですが、地元の人は誰もやっていないそうで、海に入るにはお金がいるかもと言っていました。また、ネットにも情報があまりなく不安がありましたが、サーフィンができるならばと今回の旅行を決めました。

今回モンバサでお世話になったステイシーさん
ケニアまでは福岡から香港、香港からアブダビ(アラブ)、アブダビからナイロビのルートでほぼ一日かかります。
乗客も、アジア→中東→アフリカ人と人種がどんどん変わっていきます。
そしてナイロビから国内線で沿岸のモンバサへ、やっとの思いで到着しました。
海沿いのモンバサは、様々な国の文化が入ってきている港町でした。日本ではあまり馴染みのないイスラム教徒が特に多く、朝と夕になるとどこからともなく、コーラン(聖典)を謳います。

モンバサの町並み
車は日本車がほとんどですが、道路や鉄道は中国の企業が参入しているそうです。まだ未舗装の道も多く、舗装された道路もガタガタでした。ケニアからも中国へ出稼ぎに行ったりしているらしく、中国とアフリカ諸国の結びつきは昔から強いそうです。その一方、私が訪れた時には、ケニアで中華料理店を経営する中国人男性が、ケニア人やケニア大統領に対して暴言を吐き、国外追放となったことが大きなニュースになっていました。
ステイシーさんからは、ここでは白人が目立って視線が集まるし、中国人の一件もあるから常に注意するように言われていましたが、モンバサの治安は良好でした。やっぱり南国気質で、温かくて気さくな人々でした。よくある話ですが、日本人は中国人と見分けがつきにくいので、どこでも「ニーハオ」と声をかけられました。
ホテルのレストランなどを除けば食事は500円以内で食べられますが、ビールやウイスキーは200~300円くらい、ワインになると500円くらいでお酒は決して安くはなかったです。
通貨のケニアシリングは、日本でいう1000円札が一番大きなお札ですが、500、200、100、50シリング札が流通しているため、せっかく50~100シリングくらいで買えるものがあるのに1000シリングで払おうするとお釣りを持っていない人や場所が多く、その度に1000シリング札を崩しに行かないといけなかったので、とても困りました。
この国では、M-PESA(エムペサ)というキャッシュレスサービスが進んでいます。サファリコムという携帯キャリアが主流なのですが、このSIMカードを購入することで、相手の携帯番号宛にお金を送金でき、どんなに田舎のところでもMpesaに必要なお金をチャージしたり、受け取ったりできる売店がありました。なので、日本から旅行される際には、SIMフリーの携帯を持っていくと、とても便利だと思います。
南国でのんびりしているので、何かと待たされることが多いですが、スマホアプリの「ウーバー」や「タクシファイ」を使えばタクシーは正確な時間に来てくれます。もちろん誰もが豊かな生活をしているわけではないと思いますが、日本とそれほど変わらずスマホが普及している印象でした。

国民的な飲み物「チャイ」

タコスやケバブのような中東系の料理Shawarma(シャワルマ)
最後に、この国で覚えた英単語で、”corrupt(汚職)”と”brebery(賄賂)”があります。多くの人がこの単語を口にしていました。警察は、道行く車に何かといちゃもんをつけて賄賂を要求してきます。日本のように戸籍などもなく、賄賂を払えば偽造のIDが作れたり、ありとあらゆることが可能になるそうです。そんな悪いことも蔓延(はびこ)るケニアでしたが、普通に生活している限りは治安も良いし、日本と変わらずに発展していたので、アフリカの入門編としては最適だったと思います。
次回は、サーフィンについて書きます。