こんにちは。
2021年もいよいよ師走ですね。
2021年は長かったような短かったような、不思議な感覚があります。
1年が短く感じるのは「脳への刺激が少なくなるから」だと訊いたことがあります。
年齢を重ねるにつれて知っていることが増え、新鮮な発見や学びがなくなると「時間の経過が早い」と感じるそうです。
みなさまの2021年は長かったでしょうか?短かったでしょうか?
2022年も学びある、充実した1年にしたいですね。
さて、今回は離島シリーズ第3弾「奄美大島」です。
奄美大島には2回行ったことがありますが、いずれも12月。
さすがにしっかり寒かった…。
沖縄から奄美大島は飛行機で1時間ほど。
離島調査では毎度おなじみ、琉球エアコミューターのプロペラ機で出発です。
那覇港からフェリーも出ていますが、途中で与論島、沖永良部島、徳之島に寄港するので、那覇からだと13時間強かかります。
まず行ったのは奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)の間に位置する大島海峡。
この大島海峡は潮流が早いことで有名で、潮流発電の研究もされたそうです。
潮の動く時間は要注意だよと船長に念を押されつつ、いざ海中へ。
真冬ということもあり、澄んだポイントが多かったです。
わくわくしながら潜っていると、個人的に好きな魚に遭遇!
水族館でしか見たことがなかったので、テンション跳ね上がりました。笑
海中のミステリーサークルで有名なアマミホシゾラフグも見たかったのですが、どう考えてもサンゴの調査にこじつけることができなかったので、泣く泣く見送りです…。
翌年は北部を中心に回りました。


北部もきれいですね!
北部の調査では内湾のポイントにも入りました。

内湾は海水が動きにくいので透明度が落ちることが多いのですが、この日は連日の雨でさらに濁っています。
泳いでいると岩やサンゴが突然目の前に現れるので、徐行での調査でした。
透明度が低かったものの、初めて生で見たレアキャラなサンゴが多くて楽しかったです。
おまけ:陸上調査編
奄美大島といえばアマミノクロウサギ。
さすがにお目にかかることはできませんでしたが、道路沿いにはこんなものがありました。

島内は気を付けて運転しましょう~。
ちなみに沖縄にはヤンバルクイナ版、西表島にはイリオモテヤマネコ版があります。
こちらはホノホシ海岸。
こちらの海岸では石が荒波にもまれて丸くなっています。
波が引くたびに石がぶつかり合い、まるで太鼓をたたいたような音がしていました。
綺麗な石ですが、持ち出し禁止です。
調査中に宿泊していたロッジの近くでイノシシが獲れたそうで、新鮮な「ぼたん」をいただけることに。
捌きたてをいただいたので臭みもなく、めちゃくちゃ美味しかったです。
こちらは「The 奄美の郷土料理」である鶏飯(けいはん)。

「とりめし」と読むと炊き込みご飯をさしますが、「けいはん」はだし茶漬けみたいです。
奄美にはサーフポイントがあるようですが、トリップで行かれた際は波だけでなく海中の世界や食べ物も楽しんでみてはいかかでしょうか!
