VAGYのコラム『モルディブボートリップ・ガーフダール環礁編②』

VAGY

VAGY
VAGY:波伝説twitter(https://twitter.com/namidensetu)を担当しています。 好きな言葉は『三度のメシよりメシが好き!』です。 愛読書は週間少年◯ャンプです。 

モルディブ6

day4

day4は思いの外サイズをキープしつつ、いらない西寄りの風もキープ。実は旅はこの風にしばし翻弄され続けるのだが・・・。

モルディブ7

お目当てのタイガーストライプは4feet+くらいのサイズでサイドオフショアがビンビン!もちろんバンピーで良くない!が!攻めるんです。タイガーストライプ攻めっから!です。

もちろん攻めるのは杉山知世元プロ。弊社CEO加藤☆道夫も攻めていましたが、地球を一周するくらいパドルをし続けた挙句ハマっていたのはここだけの話。

ハードなうえにイマイチなので、一行は前日に入ったレフト組、ライト組に分かれてのサーフとなりました。

自分はライトでトレーニングをしたのですが、波は厚くなって消えてしまうあまり良くない波。しかしながらリラックスしてできたのと、プルアウトをした瞬間に近い場所で飛び跳ねたイルカちゃんをお目にかかれたので、とても気持ちの良いサーフィンとなったのでした。

水族館でよく見るサイズのイルカちゃん、バンドウさんかな?群れで見たのはカマイルカでしたけど。

そしてこの日、クルーでありドーニーのキャプテンが島にいる日本人の先生にこれをプレゼントしたいからくれないか?と納豆を一つ手に取り聞いてきた。持ち主であるエリさん(元プロサーファー)からOKをもらい、島にいる唯一の日本人ユリカさんにプレゼント。

余談ではあるが、ドーニーのキャプテンに名前を聞いた所こう返ってきた。

『俺の名前はバナナ!ビッグバナナ!(下ネタかよ!)』

正確にはバナナではなく、バナァーナである。どうでも良い話ではあるが、下ネタをされると親近感が湧くのは万国共通で少し安心しますが、きっとそれは僕に品がないからだと思います(猛爆)。

話を戻します。

対岸までは来たものの、イスラム教の厳しい戒律に加えて島という狭い世界では色々なことがすぐに噂になるらしく、女性が一人で船に乗ったり外出も一人ではできないみたいです。

なんとタイムリーにも、翌日にユリカさんが勤める学校で文化祭のような催し物があり、そこで君が代などを披露するというではないか。

この広い世界でモルディブというかなり限定的な場所での日本人との出会い。

とはいえ、こちらも大人数で行動しているのでワガママを言えないシーンもあるので、時間があったら・・・くらいにしてその日は終わりました。

 

day5

実は前日にトローリングをした際に、ハタを釣り上げた当たりルアーを40Kgオーバーの大物に持って行かれた、今回の旅のキーマンでもある頼れる兄貴ユウゾウさん。

毎日、魚を釣り捌く、そしてみんなで美味しく召し上がる。という究極の自給自足をここまで実践してきましたが、この日もユウゾウさんは朝からトローリングへ。

前日は小型船ドーニーでトローリングに行ったのですが、キャプテンも目の前でドンドン出ていく釣り糸を見て興奮したのか、ドーニーのキャプテンことバナナもしくはビックバナナ(下ネタかよ)から早朝の釣りに誘われたユウゾウさん。

これに弊社CEOも装備を整えて釣りに同行。

結果は・・・全く釣れませんでした(猛爆)。

しかし、前日の大物の感覚を忘れられないユウゾウさんは、当たりのルアー(現地独特の形)を日中に島に上陸して買うことを決意。

さて、話はこの日のサーフィン編へ。うねりは落ち着いたものの、前日に入っていたレフトは肩頭たまにもう少しあるくらいのサイズで、ピークは少し早いセクションもありますが、形良くショルダーの張ってくるファンウェーブ!前日にチャージしたタイガーストライプは風の影響を受け続けているので、この日はこちらで息抜きサーフ。

しかし、午後には風が少し落ち着いた時間を見計らい(とは言っても吹いていましたよOMツアー丹野社長!)弱まってきたので、タイガーちゃんに入るチームとレフトチルアウト組に。

その間に上陸していたユウゾウさん。ルアーがなかったのでキャプテンの家から持ってこさせたルアーを手に入れたついでに、文化祭が行われている学校を覗いてきたようで、手作りの鳥居にwell come Japan!と書かれていたよ。と。

これを聞き、これも何かのご縁と感じたCEOとVAGYさん。これは上陸するべき!となり、小型船で上陸することに。この時点で午後4時。

上陸するとビッ・・・バナナ船長の案内で小学校へ。

小学校へ着くと手作りの着物などを着ている小学生くらいの子供達が、モジモジしながら寄ってきて、『こんにちは!お元気ですか?』と。

お元気ですか?とか言われたことあります?少し返答に困りつつも『元気です!』と返すと、モジモジとしながら日本人の教師ユリカさんの元へ戻っていく・・・やっぱり子供は世界の宝です。カワイイ!

世界のこんな所に日本人が!的な番組ばりに少し説明をします。

ユリカさんは海外青年協力隊でここモルディブに来ているようで、こちらで体育教師をしているようです。任期は今年の12月まで。日本語を話したのも久しぶりなようでした。

一通り地元の方と少し話したり、と言っても日本語で挨拶をされて子ども達に構って頂いただけですが(猛爆)。

ユリカさんはお仕事中なので、少し話してもちろん写真掲載や学校の写真の許可取りをした後、母船に戻ることに・・・。ここで5時ジャストくらい。

モルディブ8

左からバナナ君・ユリカさん・外国人よりもなぜか骨太なVAGYさん

時間も時間なので、写真や情報を整理しつつこの日は終了かな?と思ったら、千葉は和田の兄貴ウメさんがレフト行くけど一緒に行く?とのお誘いが。二つ返事でOKです!

レフトに着く頃には日も沈みかけて、この季節は6時半が日没なので、6時には母船に戻っていないといけません。

波数はかなり少なくセット間隔も長めでしたが、数人でファンウェーブを楽しめました。とはいっても一本だけでしたが沈みゆく太陽にオレンジ色に染まる夕陽、揺れるヤシの木と、なんともエモい(エモーショナルなという意)モルディブの景色でした。

一方、タイガーストライプ組に入ったチームは、最後に入った特大セット三連発をくらい、杉山知世元プロの板が天に召されてしましました。

バックリと二つに折れた板は、連日リペアをしていたリペアが趣味(猛爆)の名古屋から参加のケン兄の手でも復活はできません。でもやっぱり杉山知世姉さんカッコイイです!

板を折る前の知世姉とエリ姉。こういうノリ最高です。

板を折る前の知世姉とエリ姉。こういうノリ最高です。

母船に戻ると、昼間のうちにユウゾウさんが仕込みをしておいたハタのなめろうがセットオン!夕食前に毎日居酒屋状態になりお楽しみの一時。

そして明日はいよいよ風が弱まると言い続けているMr.OMツアーの丹野社長。どうでしょうかね~。

つづく

VAGYのコラム『モルディブボートリップ・ガーフダール環礁編③』
https://www.namidensetsu.com/news/vagy/126404

最近の記事

関連する記事