竹内予報士のウラナミ『ビッグトライアングル ~巨大なAフレームにラインを刻む~』

竹内予報士

竹内予報士
大学時代に気象学を専攻し、気象予報士を取得。その後IT企業に十数年勤めた後、サーフレジェンドに加入。サーフィンと釣りとバックカントリースノーボードがライフスタイルです。 サーフィンはショートボード(歴15年ぐらい)、釣りは小学校時代のバス釣りから始まり今はオフショアでのルアー釣りが中心(真鯛、太刀魚、青物など)、バックカントリースノーボードは谷川岳や平標山、白馬、立山などで活動しています。

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こんにちは。竹内です。

今年の冬はかなりの暖冬になりましたね。
昨年の秋の時点でエルニーニョが活発化し(スーパーエルニーニョとも言われていました)、エルニーニョになると日本付近は暖冬になる傾向があり、まさにその通りになりました。

下図は気象庁が発表した2023年11月1日~2024年2月27日までの累積降雪量の平年比ですが、東~西日本の多くの所で平年の6割以下となっており、4割以下の所も沢山ある状況です。
こうなるとゲレンデへの影響は必死で、早々にクローズする所が多くなりそうです。

累積降雪量平年比

バックカントリーエリアでも暖冬の影響は色濃く出ていて、自分が良く訪れる群馬・新潟・長野エリアでは積雪が1.5~2mほど少ない状況です。
そうなると普段なら雪で埋まる藪や沢が埋まらなくなり、行けないルートが出てきたり、ライディングや登り・下山のルート取りには注意が必要です。

そんな状況の2月中旬、山に待望のビッグセットが入ってきました。
風の影響をあまり受けずに(風を受けると雪がパックされてしまう)気温の低いサラサラの雪が、深すぎず浅すぎず(深いと雪崩リスクが高くなり、浅いと底付きしてしまう)適度な量降り積もり、そして晴天予報。
翌日からは猛烈な暖気が日本付近に長期間居座ることがわかっていたので、このビッグセットを逃すと今季はパウダーを当てられないんじゃないかと思われる状況でした。

バックカントリー仲間と連絡を取り合い、この日を逃すまいと白馬に集結しました。
八方尾根スキー場のトップからハイクアップします。

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狙ったラインは八方尾根北面の通称『ビッグトライアングル』。
その名の通り大きな三角形という意味ですが、ドロップポイントを頂点として、地形が大きな三角形をしているのでそう名付けられています。
ドロップポイントから眼下のビッグトライアングルを見下ろします。
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ボトムまでよく見え、非常に標高差を感じられるラインです。
仲間の好意でファーストをいただくこととなり、最初は雪崩に注意しながら、いざドロップ。ヘッドマウントのGoPro動画です。



仲間が上からも動画を撮ってくれていました。



滑ったビッグトライアングルをボトムから眺めます。
真ん中の頂点がドロップポイントで、そこから左右にショルダーが広がっていて大きな三角形に見えます。
まるで巨大なAフレームの波のよう。
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最後に滑った山を背景に板の写真をパチリ。
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雪、山、仲間に感謝です。
それでは次回もよろしくお願いします。

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