竹内予報士のウラナミ『山のビッグセットに乗る』

竹内予報士

竹内予報士
大学時代に気象学を専攻し、気象予報士を取得。その後IT企業に十数年勤めた後、サーフレジェンドに加入。サーフィンと釣りとバックカントリースノーボードがライフスタイルです。 サーフィンはショートボード(歴15年ぐらい)、釣りは小学校時代のバス釣りから始まり今はオフショアでのルアー釣りが中心(真鯛、太刀魚、青物など)、バックカントリースノーボードは谷川岳や平標山、白馬、立山などで活動しています。

アイキャッチ

こんにちは。竹内です。

今年の冬は寒波が断続的に下りてきて寒い日が続きますね。
皆さん如何お過ごしでしょうか?

自分はと言うと、会社の休み時間を活用して波が上がるタイミングでサーフィンもしていますが、休日は雪山どっぷりな状態になっています笑。

僕は天気が許す限り、バックカントリーに出向くようにしています。
バックカントリーは雪崩や遭難のリスクも伴いますが、大自然の中でしか味わえない感動があって、それを求めに山に入ります。
2022年1月頭の3連休、ここ数年で自分の中でベストとも言えるコンディション、ラインを当てることができました。
まさに山のビッグセットです。

ロケーションは白馬の八方尾根。

写真1

この日は3連休の最終日。前日に降雪もなかったことからノートラックなどまったく期待していませんでした。
だいぶ遅めの10時過ぎにハイクアップを始めたところ、「あの斜面、全然トラック付いてないんじゃ!?」と。

八方尾根のバックカントリーはガラガラ沢や押出沢、無名沢などの北面が人気があります。
それは北面の方が日射の影響を受けにくく、雪が保たれるからです。
トラックが付いていなかった斜面は南面で、自分がハイクアップするまでガス(雲)がかかっていたようで、誰も狙っていなかったみたいです。

写真3

この日はソロで、判断するのは自分のみ。
前日までの降雪、風、気温の状況からして、雪崩リスクは低い。
ドロップポイントに着き、これから滑走する斜面を見て深呼吸し、いざドロップ。


この大斜面でノートラック、しかも羽が生えているかのような非常に軽いパウダースノーを滑ることができたのは本当に幸せでした。
サーフィンで例えるなら、パーフェクトなジェフリーズベイを最初から最後まで乗り切るぐらいかと、ジェフリーズベイに行ったこともないし乗れるスキルもないですが、たぶんそんなぐらい気持ち良かったです。

写真4

また同じ様なコンディションを当てることを夢見て、自分の周りのすべてに感謝しつつ、今年の目標『悔いのないよう生きる』を実践していきたいと思います。

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