こんにちは!
近年、自然災害が増えてきていると感じるのは私だけではないと思います。
今年も全国各地で豪雨による河川の氾濫などが連日ニュースになっていました。
そういった自然の驚異がいつ自分の身に降りかかるかは誰にも予想は出来ませんが、もしもの状況に陥ってしまった時に対処方法を知っているか知らないかで明暗が分かれることもあるでしょう……そこで、今回はJAFが提供する 「もしもの状況を疑似体験する360度VR動画」をご紹介いたします。
JAFといえば、日本の代表的なロードサービスですが、車に関するさまざまな調査・実験データなどの情報をウェブで公開しています。
今回はその中から、冠水した道路に車が入り、水没していく状況を疑似体験できる360度VR動画を中心に見ていきます。
【クルマの水没編(もしもの状況を疑似体験する360度VR動画)】
動画が再生されると映像のアングルを自由に操作できることに気がつくと思います。音を聞きながら見ると、まるで同乗者になったかのような臨場感です……冠水路に車が侵入して2分後には男性の力でもドアが開かなくなります。5分後には胸辺りまで水に浸かり命の危険を感じます。その後、動画では緊急脱出道具を使ってサイドガラスを割り脱出に成功しますが、道具が手の届く範囲になかったらと思うとゾッとします。
車のキーや小銭を入れたビニール袋でサイドガラスを割れるという話をどこかで見聞きしたことがありますが、JAFの検証によると狭い車内では力が入れにくいのに加えて、水没時は水の抵抗もあり、あまり上手くいかないようです。
以下はJAFが車内にありそうなもので運転席のサイドガラスを割ることが可能かどうかをテストした結果ですが、引用させていただきます。
【窓を割るのに試したもの】
①ヘッドレスト
②小銭を入れたビニール袋
③スマートフォン
④ビニール傘(先はプラスチック製)
⑤車のキー
⑥脱出用ハンマー(ポンチタイプ)
⑦脱出用ハンマー(金槌タイプ)
⑧脱出用ハンマー(小型ポンチタイプ)
【結果】
・①~⑤のものでは窓を割ることはできず、窓を割ることができたのは、脱出用ハンマーのみ
・ただし、フロントガラスは貫通しにくい合わせガラスのため、脱出用ハンマーでも割ることはできない
やはり、車には緊急脱出道具(脱出用ハンマーなど)を備え付けたほうが良さそうです。できれば、手の届く範囲に!!
正確な情報は、引用元の「水没時、何を使えば窓が割れるのか?(JAFユーザーテスト)」をご確認願います。
正しい知識と準備で緊急時に備えたいものですね。
では、次回もよろしくお願いします。