米山予報士のウラナミ『激しい大雨のチェックの後に訪れた波乗りタイム』

米山予報士

米山予報士
米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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5月12日(日)から13日(月)にかけて、日本列島を活発な前線が通過しました。この前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込み、各地で今年一番の大雨となりました。神奈川県では特に箱根町で大雨が降り、たった12時間で160ミリを超えた模様です。
私はその日の夜明け前から波のチェックをしていました。朝起きると、ザーザー降りの雨音で一日がスタート。強い雨の中でオンショアの風も強まり、コンディションはまさに荒れ放題。動画撮影に使っているイヤホンマイクの調子も悪くなり、私の調子も狂いそうでした。シフトの後半はバイクで波のチェックをするのですが、幸いにも雨と風が落ち着いてきたので無事に仕事を終えることができました。
そして、仕事が終わった夕方には風がオフショアに変わりました。波はまだまとまっていませんでしたが、大変な仕事を終えた後に波乗りができるのは最高のご褒美。その翌日には波が整っていて、心行くまで波乗りを楽しむことができました。SnapCrab_NoName_2024-5-22_17-5-1_No-00
しかし、よくよく考えると、一日中海にいることも少なくありません。仕事でもプライベートでも海にいるので、夜明け前から波をチェックし、日の出を見て、サーフィンしながら日の入りを見ることもしばしばです。自分でもよく飽きないな~と思います。これが私にとっての幸せなんだろうなと思いますが、天の神様、次回はもう少し雨脚を弱まらせてください!

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