KYのウラナミ『エコ&セラピー』

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KY:防災士。『波伝説カー』と共に海から海へ… 16年目にして、その移動距離は月迄の380,000kmを2往復目に突入しています!

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2015年最初のウラナミは、ヒツジ年なのですが・・・ヤギについて書きたいと思います。

皆さんは「レンタルヤギ」をご存知でしょうか?
たまにニュースなどで取り上げられていますが、高速道路のインターや学校や団地の敷地などで実際に行われていて、除草が目的とされています。

日本の狭い土地だと「除草」はかなりのコストがかかり、大きな機械では狭い場所や急勾配は難しく、除草剤を散布すれば簡単にすむのですが、薬は人間や環境にもよくないので色々と問題が多いようです。
そこで注目されたのが「ヤギ」です。
ヤギは約10キロの草を、一日中歩いて食べ続けるので、数頭いるだけで広いエリアを除草可能ですし、狭い場所や凹凸のある場所、崖のような急斜面でも問題ありません。
排気ガスを出さず、電気も薬品も使わない、まさにエコな除草です。(※牛やヤギのゲップにはメタンガスが含まれていて温暖化に与える影響が問題視されることもありますが、人間が排出するその他様々な悪影響に比べたら悪にはならないと思います。)

そして、何よりも良いところは、動物に癒されるアニマルセラピー効果です。
ある団地では、近所の小さい子供やお年寄りが毎日のようにヤギの様子を見に来たり、名前を付けて可愛がったりする事により、地域のコミュニケーションにも一役買っているようです。
残念ながら、レンタルヤギは期間が決まっているので、終わると牧場に帰っていくのですが、そこで触れ合った人達からは別れを惜しむ声が数多くよせられているそうです。

千葉は酪農発祥の地で牧場が多く、実際に動物達と触れ合うことが出来る所がたくさんあります。
私はヤギが好きなので休みの日によく遊びに行っています。
ヤギは基本的にはおとなしく、人に懐くので、手から草を食べたり、呼ぶと近寄って来たり、撫でると嬉しそうにします。
元気なオスは力比べで遊ぼうと頭を押し付けてきたりして、しばらく一緒に遊んだヤギは、次に行った時私の事を覚えていてくれたかのように迎えてくれます。(それぞれの特徴もありますが、番号が書かれた札を付けているのでこちらも同じヤギだと分かります。)

昨年の夏頃から波チェックの道中に時々除草するヤギを見かける事があって、通る度に「今日はいるかな~」と楽しみになりました。
その光景を見て癒された人はきっと多いことでしょう。近くを走るドライバーの心を、のんびりとした優しい気持ちにしてくれそうです。
人に・地球に優しいエコ&セラピー除草がもっと広がっていくと嬉しいです!

今年も安全運転でより良い波情報をお届けしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

k2※生後間もないヤギの赤ちゃん。まだ毛が柔らかい。

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※ヤギは上の歯が無いのでこんな事をしても大丈夫。横長の瞳。

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