米山予報士のウラナミ『カツオノエボシをゴミと間違えてしまった』

米山予報士

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米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

米山

 
 
こんにちは。台風21号が四国に上陸して北上した後、 湘南ではオンショアによって沖から流されてきたカツオノエボシが大量に漂着していました。
僕は水クラゲにしか刺されたことがなかったので、気にすることはせず沖に向かってパドルアウトして行くと、あちこちにゴミが浮いていました。サーフィンの邪魔にならないようにゴミを避けようと手につかむと、触った瞬間にビリッ!!よく見ると青い触手で△の頭をしたカツオノエボシでした。
腫れなどはなかったものの、しばらく痛みが残り、自分のドジで苦い初体験をしました。
そのことを会社で話すと「素人か!」というツッコミが入り、さらにダメージを受けたのでした。

今回は比較的軽傷だったので特に処置はしないでも大丈夫でしたが、念のため刺された時の対処方法をwikipedia先生で調べてみました。
『①水で洗い流す、②触手を取り除く、③氷や冷水で冷やす、④医療機関で治療』
酢をかけるのはハブクラゲには有効ですが、カツオノエボシに対しては、その刺激で余計に毒がでてしまうのでNGです。
また、真水も浸透圧の差で、毒が体内に流れやすいので、海水で洗うことが大事です。
触手は素手で取り除こうとすると二次的に刺されてしまうことがあるので、厚手の手袋やタオルなど間接的に取り除きましょう。
触手を除去した後は、氷や冷水で冷やし、痛みがひどい場合は医療機関で治療するのが通常のようです。

僕の聞いた話では、カツオノエボシに刺された人が救急車で運ばれたこともあるそうなので、痛みがひどい時は我慢できるレベルではないようですね。皆さんもカツオノエボシにはくれぐれも気を付けてサーフィンを楽しんでください。
 
 

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