
先日、出張で茨城へ現地調査に行ってきました。
最近は茨城へ行く機会もめっきり減ってしまい、なんだかんだ昨年の波伝説30周年のご挨拶まわりが最後でした。
この日は、東海上を発達しながら進んだ低気圧の影響で東うねりがしっかり反応していました。
風は寒気などによって北西寄りでした。
まずは鹿島エリアで現地調査です。
鉾田以南ではサイドに近い風向となり、面は悪くないものの、サイズがあって波数がやや多めなハード系で、誰もやらないコンディション。
しかし北上するにつれてより風が合い、河原子まで来ると、西風のオフショアで面が整い、まとまったコンディションになっていました。
ただし、サイズは頭半からダブル近くあり、一般的には難しいコンディション。
パワフルで、ミドルはチューブセクションもあり、数名の上級者やエキスパートが入水していて、ハイレベルなセッションが繰り広げられていました。
見ているだけでゾクゾクする波。入りたい気持ちもありましたが、入ったらドセットは躊躇すること間違いなしな感じです。
仕事中という立場、さらに次の予定も押していたので、後ろ髪を引かれつつも河原子をあとにさらに北上しました。
車で走ること1時間弱。
……そこでは予想を遥かに超える波がブレイクしていました。
サイズがあるAフレーム、ショルダーが伸びるグリグリのチューブ。
かなり速いけど、形良く綺麗に割れてます。
写真では伝わりづらいですがサイズもあります。
千葉でもなかなか出会えないようなクオリティの波が、コンスタントにブレイクしていました。
そして驚いたことに、誰もいなくて完全に無人のブレイク。
サーフポイントではない所で、普段は割れていないのかもしれません。
たまたま、うねりの向きと強さ(サイズ)と風、地形がマッチしたんだと思います。
深い所から一気に浅くなる棚にヒットしたようなリップの飛び方。
スープの量がうねりの高さを超えていて、凄まじいインパクトなのが伺えます。
波伝説の情報の範囲外ではありますが、その日の波は2025年で1番凄い波でした。
力量オーバーかも……
ここでも挑戦したい気持ちはありましたが、海に入る時間は全くなく、またまた後ろ髪引かれつつも、鹿島エリアへ戻りました。
今回の出張では北茨城のポテンシャルの高さを改めて実感することになりました。
もしまた、あの波に出会えたなら今度こそ挑戦したいと思います。
河原子ポイントではレポ動画での情報提供が始まりました。
1日1回、朝の情報になりますが、「百文(聞)は一見に如かず」。
文章だけでは伝わりにくい波のパワーや形、波質やコンディションなどを動画で確認できるようになりました。
ぜひ参考にして頂き、皆さまが北茨城エリアでいい波に出会えますように!
